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「えー、みんな反対なの？Aは賛成なんだけどなあ…」
「Aはコイツらに甘すぎんだよ！冷静に考えたら分かんだろ。…んで、ドラケンは？」
唯一賛成の声をあげたAだったが、ナホヤがすかさず反論する。そうして、龍宮寺へ話を渡した。
「んー、却下。タケミッチ、千冬。お前らにも何か思うことがあるのかも知れねェけど…。三ツ谷の約束した和平もぶっ壊すのか？三ツ谷の顔に泥を塗る行為だぞ」
その言葉に一番反応したのはAだった。あの時、交渉の場に行くことのできなかったAだからこそ、三ツ谷の意見を尊重し黒龍とぶつかるのはまずいと思ったのだ。
「アイツは今日来れねぇが、そういうことだ」
…
「タカちゃんの顔に泥を塗る、ねぇ…よく考えれば、そうだよね」
「ふー、上手くいかないもんですね…」
「こうなったら…俺ら三人でやるしか」
「俺も混ぜろ」
A、花垣、松野が残って話している中、後ろから声がした。その方に目をやれば、あの稀咲が立っていたのだった。
「稀咲…！？」
「俺も八戒を止めたい」
その言葉をきっかけに松野がテーブルを強く叩きつける。
「見え透いた嘘ついてんじゃねェぞ。俺らがテメェと組むワケねェだろうが！？」
「じゃあどうすんだ？和平協定がある限り、絶対に黒龍とはやり合わねェ。今マイキーは弱ってる。力をつけてきた黒龍を、ここで潰しておきたい」
ガラスの割れた音が響く。客や店員が一斉に此方を見て、慌てて目を逸らす。
松野がグラスを割り、その破片を稀咲の喉元に突き立てていた。
「“マイキー”じゃねぇだろ、マイキー“くん”な？弱ってるとかなんでテメェがわかんだよ？幾ら隊長でもお前は俺らとタメ。敬語使えや」
「千冬…！」
慌てて花垣が止めに入ると、今度は花垣の首元にカトラリーのナイフが添えられた。
「オイオイ、内輪揉めは御法度だろぉ？…なァ、Aちゃん？」
「…そうだね。全員席に着いて。冷静に、話し合おう？」
松野はAに促され、椅子へ腰掛ける。稀咲もその様子を見て静かに座った。
「Aちゃんは俺の隣な♡」
「ハァ！？半間テメェ…！」
「千冬くん、大丈夫だよ。静かにね。修二くんもあんまり千冬くん揶揄わないのー」
「えーホンキなんだけど？ホラ」
「わっ」
半間に腰を抱かれてAは半間の隣の席に座らせられる。松野が鋭い睨みを向けるが本人はどこ吹く風であり、Aと花垣は顔を見合わせて肩をすくめた。
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます！ (3月14日 7時) (
レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです！！！続き待ってます！気が向いたら更新してください！応援してます！ (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした！更新頑張ってください！ (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年10月16日 21時
