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「昨日、大寿と話し合った」
「知ってるよ。大寿は金持ちと繋がってる。トラブルがあれば黒龍の兵隊を貸して、大金を貰ってた」
マンションの外で三ツ谷と柚葉が話し合っている。側にはバイクに跨ったマイキーが退屈そうにしていた。
「その集金役も、あたしの役目の一つだった。でも…昨日を最後で全ての仕事から解放された。アンタのおかげだよ、三ツ谷」
「なんだよその態度…折角八戒が頑張ったのに」
「頑張った…！？アンタが、そう仕向けたんでしょ！？八戒、なんでこんなこと…」
「バーカ。八戒は思ってるより強ぇよ」
「…ありがとう三ツ谷。でもね、その期待が人を苦しめることもあるんだよ」
意味深にそう告げ、家の中に入った柚葉の後ろ姿を見て、三ツ谷は何か隠している、と勘付いた。
「…和平成立、簡単すぎたか？」
「…行こっか、三ツ谷」
話を聞いていたのか微妙だが、マイキーはたい焼きを口に詰め込んだ後、三ツ谷をそう促した。それに従い、三ツ谷もバイクに跨る。そう、これから幹部会なのだった。
…
「あっおいマイキー！道そっちじゃねーよ、幹部会どうすんだ？」
「一緒に走ろうぜ、三ツ谷！オマエと走りたいんだ」
ここ最近見ることのなかった、純粋なマイキーの笑顔に流された三ツ谷は携帯で龍宮寺に電話を掛けるのだった。
「…嗚呼、悪ィなドラケン。A頼むわ。おー。じゃあな」
街中のクリスマスツリーを目印にマイキーはバイクを停めた。暫く夜に光るツリーの飾りを見つめ、徐に口を開く。
「二人も減っちまったな。創設メンバー」
「俺さぁ、どこ目指してんのかわかんなくなっちまった」
「…マイキー」
「黒龍なんか放っておけよ。…三ツ谷、オマエは居なくなるなよ」
「ならねぇよ。それに、Aを置いていけるわけねェだろ。俺も、マイキーも」
「…だなっ！」
…
場所は変わって、某ファミレス。
東卍の幹部たちがそれぞれ自由に食事を摂っていた。
勿論、Aや花垣、松野もいる。
Aは龍宮寺の隣に腰掛け、パスタをくるくる巻きながら様子を伺っていた。
「それで黒龍と揉めるゥ？」
「ハイッ」
「ふざっけんなよテメェ…俺は殺すなんて百万回は言ってるワ！」
「そんなんで人殺してたら、地球終わんぞ。兎に角、黒龍を潰すのは却下だ」
ナホヤに続き、武藤が反対の意を述べる。隣のテーブルでは半間が楽しそうに話し合いの光景を見つめていた。
…いや、というよりも、Aを見ていた。
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます！ (3月14日 7時) (
レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです！！！続き待ってます！気が向いたら更新してください！応援してます！ (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした！更新頑張ってください！ (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年10月16日 21時
