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全員集まったところに龍宮寺が口を開いて話し始める。
「みんなも知ってる通り4日前、タケミっちが黒龍のアタマにボコられた」
「タケミっちが壱番隊隊長と知ってての暴挙、つまりこれは黒龍の宣戦布告だ」
「舐めやがって、やっちまおうゼ」
そう言い切った龍宮寺の後に、スマイリーが笑顔の上に青筋を浮かべながらそういうと、武藤もそれに同意の声を上げる。
「黒龍なんて一回ぶっ潰したチームだ、余裕だろ?」
「潰したのは九代目、十代目は別物だ」
しかし三ツ谷がそう訂正する。
三ツ谷にそう言わせるほどまでに柴大寿の暴力とカリスマ性、チームの立て直し力は圧倒的であった。事実1度死にかけた黒龍をここまでのし上がらせてきたのは大寿のお陰であった。
「…まず、なんでAは黒龍のシマにいたんだよ?」
「図書館の帰り道なんだよね、あそこらへん」
「学校の図書室で我慢しろヤ!」
「だって〜、大きい図書館の方が本いっぱいあるんだもん」
場地がAに尋ねると、困ったようにAは答える。
それを聞いたスマイリーは呆れたように大声でそう言った。Aの答えを聞いた半間は楽しそうにケラケラ笑っていた。
「まじおもしれ〜、逆に今までよく無事だったよなあ」
「いつもは友達に送ってもらってたんだけど…あの日は偶々1人で行かなきゃ駄目だったんだー」
「今度から俺が送ってやるよ、A隊長♡」
「半間、黙れ。それと離れろ」
笑みを浮かべながらAの肩にだらりと長い腕を回した半間にマイキーが静止の声をかける。半間は相変わらず飄々としており、ハイハイと返事しながらAから離れた。
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます! (3月14日 7時) (レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです!!!続き待ってます!気が向いたら更新してください!応援してます! (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした!更新頑張ってください! (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2021年10月16日 21時