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「この人たちって確か…この前六本木で会った人だよね?なんでAちゃんの家知ってんの…?」
「え…?それって…」


「大丈夫、ケンくんにもちょっと遅れるって言っといて欲しいな。早く行かないとケンくんと武道くん待たせちゃうよ?」
「いや、でもAちゃんが…」
「Aなら大丈夫、信用して?」


意志の通った声にエマ、橘は互いに目を合わせ、頷いた。


「何かあったらすぐメールか電話して!」
「わ、私も!タケミチくんでもいいので!」
「ありがとう、2人とも」



2人が見えなくなると、Aは灰谷兄弟へと向き合った。


「…取り敢えず、家に入って?」
「俺が言える事じゃねえけどさ〜…危機感ねぇの?Aちゃん」
「この状況、見られたらお互い不味いでしょ」

その発言に納得した2人はAの家へと上がる。

__

「で…どうしたの?蘭ちゃん、竜胆くん」

2人はAの部屋に入ってからと言うもの、緊張で固まっていた。本命の女の子の家に上がることがこれほど緊張するとは知らなかったのだ。




「…単刀直入に聞くけど、俺らのこと嫌いになった?」

完全に黙り込んだ竜胆を見かねた蘭は、自分からそう尋ねた。



「………あのね、A、友達に『あの2人とは関わるな』って言われてるの」


竜胆の脳内には三途が思い浮かぶ。最後に見た光景が竜胆には忘れられなかった。


「でも…A、2人と関わるのやめる、なんて出来ない」
「2人がしたこと、聞いた時は怖かったけど…Aに優しくしてくれる2人がどうしても忘れられないんだ」


「嫌いになんて、なれないよ」


ぽとり、と大きな瞳から涙を1つ溢したA。慌てて蘭が親指で涙を拭う。

「泣くなって、折角綺麗にメイクしてんのに」
「うん…我慢する」


そう言って笑うAを見て、竜胆はAへと抱きついた。


「A、A…!」
「竜胆くん、ごめんね」
「謝んなくていい、俺が悪かった」

でも、と竜胆は小さく呟く。

「嫌われたと思って…!Aに嫌われたら俺は…ッ!」
「あははっ。竜胆くんの方がボロ泣きじゃん!」
「え〜竜胆ばっかズリィ〜!蘭ちゃんも構って♡」

__

「2人共ここまで来てくれてありがとう。またね」
「ぜーんぜん。仲直りしたかったんだし。な?竜胆♡」
「ウゼー………A」
「ん?」


「浴衣と髪飾り、似合ってる。世界一可愛い」
「…うん、竜胆くんに選んでもらったから!」

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まる(プロフ) - ドンさん» 応援していただけて嬉しいです( ; ; )更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします…! (2021年10月5日 21時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - まるさん» 分かりました、更新頑張ってください応援してます! (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます!夢主は自己投影して頂ければ嬉しいです…(^^) (2021年10月3日 20時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年10月2日 12時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 癒し系猫さん» 恥ずかしい( ; ; )変換ミスです💧教えてくださりありがとうございます( ; ; ) (2021年10月1日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月25日 20時

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