144 ページ44
.
Aから時間を教えて貰った東卍メンバーは早速Aの学校へ来ていた。マイキーはキョロキョロとAを探すように様子を伺っている。
「先にA見つけた奴勝ちな!」
というマイキーの何気ない一声に全員血眼で探し出す。特に場地の顔が怖い。
「………わっ!!」
「…うおっ、あ、Aみっけ」
「見つかっちゃったー」
「は!?それ狡ィだろ!!今のなし!」
ふといきなり現れたAは龍宮寺の背中に飛びついた。少し驚いた龍宮寺だったが聴き慣れたAの声にすぐ様反応し、そのままAを胸に隠すよう抱きしめた。
「どう?今日のA可愛い?」
そう言いながら龍宮寺の腕の中から抜け出し、みんなの前で照れ笑いするA。全員あまりの可愛さに声が出なかった。
「…なんで誰も何も言ってくれないのー」
「悪ィ、見惚れてた」
「ケンくん…すき」
嬉しそうに龍宮寺へ抱きつくAを引き剥がしたのは松野。耳まで赤くしてAの手を両手で握る。
「俺も…今日のAさん超可愛いです。正直他の男に見せたくないくらい」
「千冬くん凄い褒めてくれる、嬉しい!!」
手を繋いだまま嬉しさでぴょんぴょん飛び跳ねるAの腕を引っ張ったのは場地だった。目線はきょろきょろと動揺しているように動き回る。
「…ゎいい」
「ん?」
「ッ可愛い!!!」
恥ずかしいのか、今日1番の大声でそう告げる場地を見てAは楽しそうに笑った。
「きゃー!けーすけに褒められたー!うれしー!」
「うおっ、危ねぇからいきなり抱きつくなよ…!」
「でもけーすけ絶対受け止めてくれるでしょ?」
「………オウ」
「マイキーは何も言ってくれないの?」
と場地に抱きついたままそう尋ねると、マイキーは場地からAを取り返すと、そのまま黒い瞳でじっ、とAを見つめる。
「A、超可愛いよ。てか、いつもみんな言ってるだろ?Aはいつ何してもどんなカッコしてても可愛い。でもこれしたの三ツ谷なのが気に入らねー」
「あははっ、だからちょっと不機嫌だったの?」
「うるせー!今度は俺がやるし」
ぎゅーーっとAを抱きしめながら拗ねるマイキー。そんなAは時計を確認すると、するりとマイキーの腕の中から抜け出した。
「ごめんねみんな、そろそろ玉入れ整列してくる!」
「ン、頑張れよA」
「こっから応援してますから!」
「また後でねー!」
2610人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる(プロフ) - ドンさん» 応援していただけて嬉しいです( ; ; )更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします…! (2021年10月5日 21時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - まるさん» 分かりました、更新頑張ってください応援してます! (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます!夢主は自己投影して頂ければ嬉しいです…(^^) (2021年10月3日 20時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年10月2日 12時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 癒し系猫さん» 恥ずかしい( ; ; )変換ミスです💧教えてくださりありがとうございます( ; ; ) (2021年10月1日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まる | 作成日時:2021年9月25日 20時