今日:19 hit、昨日:37 hit、合計:224,705 hit
小｜中｜大
''天使の歌声を持つ少女''
そう周りから称されてきた私。
小さい頃から歌う事が大好きだった。
この世の全ての音が大好きで、みんな私に語りかけてくれる。
音は私に色をくれる。
そう思っていた。
『将来は、歌って踊れるアイドルになりたい』
そう思っていた。
私ならきっとなれる
ずっと、そう思っていた。
桜咲く華の高校３年生。
新しく買ったローファーを履いて、家を出た。
でも、いつも聞こえる音が、今日は聞こえない。
なんでだろう。今日は調子が悪いのかな
初めはたまたまだと思っていたのに
それは日に日に増えていった。
｢おーい、A？｣
友達の声が、聞こえない。
｢聞こえてるのかー？お前だぞー？｣
先生の声が、聞こえない。
｢_______♪｣
放課後の楽器の音が、聞こえない。
『──────────』
私の声が、聞こえない。
病気だった。
徐々に耳が聞こえなくなる。
そう聞いて、一番に考えたのは
歌えなくなる
という事だった。
歌を生きがいとしていた私は、これからどうすればいいんだろう。
病気が分かったのは5月のこと。
もうとっくに、桜の花びらは散っていた。
.
. ページ12
脳裏に蘇る記憶。
そう周りから称されてきた私。
小さい頃から歌う事が大好きだった。
この世の全ての音が大好きで、みんな私に語りかけてくれる。
音は私に色をくれる。
そう思っていた。
『将来は、歌って踊れるアイドルになりたい』
そう思っていた。
私ならきっとなれる
ずっと、そう思っていた。
桜咲く華の高校３年生。
新しく買ったローファーを履いて、家を出た。
でも、いつも聞こえる音が、今日は聞こえない。
なんでだろう。今日は調子が悪いのかな
初めはたまたまだと思っていたのに
それは日に日に増えていった。
｢おーい、A？｣
友達の声が、聞こえない。
｢聞こえてるのかー？お前だぞー？｣
先生の声が、聞こえない。
｢_______♪｣
放課後の楽器の音が、聞こえない。
『──────────』
私の声が、聞こえない。
病気だった。
徐々に耳が聞こえなくなる。
そう聞いて、一番に考えたのは
という事だった。
歌を生きがいとしていた私は、これからどうすればいいんだろう。
病気が分かったのは5月のこと。
もうとっくに、桜の花びらは散っていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2082人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不鬱(プロフ) - 続きが楽しみです！ (12月14日 19時) (
レス) id: d8d677a26c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 関西弁大好きさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (10月15日 23時) (レス) id: abe392a41c (このIDを非表示/違反報告)
関西弁大好き - 続き見たいです❗楽しみに待ってます❗お体に気をつけて頑張って下さい😆🎵 (10月15日 17時) (レス) id: dc054cb4c4 (このIDを非表示/違反報告)
みみみ - レスに気付いてなくてごめんなさい！どんどん手話に興味を持ってください☆とっても嬉しいです♡更新楽しみにしてます！！！ (8月2日 11時) (レス) id: 10d256d720 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - みみみさん» みみみさん初めまして、コメントありがとうございます！そうなんですね。私も難聴の方の助けになりたく手話を勉強していて、今年手話検定を受けようと思っています。是非楽しんで頂ければなと思います！ (7月16日 18時) (レス) @page11 id: 8a6cead0aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まる | 作成日時：2023年7月7日 20時
