そのはちじゅうきゅー!! ページ6
大地くんに言った事。
大地くんにした事。
何を考えてもこれか！って言うようなものが見つからなくて。
ベッドでのたうち回る。
『分かんない！』
「うん、それは分かったから。」
『分かんないよ、潔子さん！』
「人のベッドで暴れないで。」
『…すいません。』
「…別に静かにしてくれるならいい。」
探してください、って月島くんに言われた帰りに。
潔子さんの家にお邪魔して。
悩みまくる私。
「…ねぇ。」
『何？』
「何を悩んでるの？」
『…山口くんに言われたの。なんか私の言動が大地くんに影響してるんじゃないか、って。』
「ふーん。」
『聞いといて辛辣！』
「…どうでも良かった。」
『酷い！』
潔子さんはふぅ、とため息つくと。
私の隣に座って。
澤村のどこが好きなの、って。
『大地くんの？』
「うん。」
『優しくて、大人で、かっこ良くて、バレーが好きで…全部。』
「…そう。」
『何で？』
「妬きもちってどう思うの？」
『妬きもち？』
「うん。Aちゃんの中で妬きもちって何？」
『妬きもちは…。』
好きな人に、大事な人への感情で。
少しだけ、我が儘で。
子どもっぽいって感じ。
「それじゃない？」
『…何が？』
「Aちゃん、澤村の優しくて大人なところが好きなのに。」
『それが…』
「Aちゃんの妬きもちのイメージと正反対。」
『…本当だ。』
「…じゃ、帰って。」
『え。』
「眠い。」
『あ、はい。』
確かに妬きもちと大地くんの間にギャップはあるけど。
…そういうこと？
そういうことだったの？
「澤村はね。」
『ん？』
「ちゃんとAちゃん好きだよ。」
『潔子さん…。』
「確証は無いけど。」
『…潔子さん。』
「ふふ、冗談。ほら、元気出して。頑張れ。」
『うん、頑張る！潔子さん、ありがとう！』
「よし。」
『ん？』
「帰ってね。」
何か、こう。
潔子さんの手のひらで踊らされた気分です。
でも潔子さんだからいい。
頑張れも貰ったんだ。
『…影響してるの、私か。』
山口くんの言葉を思い出しながら。
考えよう。
大地くんをギャップから引き出す方法。
私に出来る事。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1386人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
zgdj - 面白い作品をありがとうございます！ (3月2日 11時) (
レス) @page46 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - できればうらつくに残ってほしいけど、saiさんが決めたのであれば口出しはしないようにします。でも、他のツールで繋がりたいのでTwitterとかって教えてもらえませんか、、、？ (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 今日初めて作品に出会いました！神作品だと思いました。ハイキューの二次創作の作品を見つけて、いい！好き！って思ってその人の作った日を見ると、2015とかで止まっていて、すごい悲しくなっちゃうんですけど、今日まで生きてくれてありがとうございます！ (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
sai(プロフ) - ちゃむPOPさん» こちらこそ作品を愛してくださってありがとうございます。 (2023年1月11日 11時) (レス) id: 4a22273a47 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむPOP(プロフ) - 何年も帰ってきては読んでます。残してくれてありがとうございます。 (2022年10月18日 20時) (レス) id: 75c22fdb63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まるぼー | 作成日時：2015年10月16日 23時
