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そのはい、きゅー!! ページ36

大地くんが。




何て、って。




声に出して言うから。









『だから…妬きもち妬いて…損…した、って。』


「…Aは妬きもち妬いたのか?」


『…恥ずかしながらそうですよ。』


「…それは…悪い。」


『え、何で謝るの?』


「その…妬きもちって…嫌じゃないか。」








大地くんは。





そのまま黙り込んで。





何か言おうとしてる。





…いや、まさか。








『大地くん?もしかして…』


「俺は…俺はAが好きだから安心して欲しいんだ…が。」


『…急に何を言い出すんですか。』


「いや、妬きもちってそういうことだろっ?…違うのか?」


『違わない…けど、大地くんさ…』








ぐい、っと。





腕を引かれて。





大地くんの胸に飛び込んで。






どっかで鳴るチャイムが遠く聞こえるぐらいの心臓の音。









『…ばくばくし過ぎ。』


「…走ったんだ。」


『そう?』


「…何だよ。」


『何でもないですよ?』


「…好きだから。」


『…うん。』


「大丈夫だから。…その、浮気とかしないからな、俺は。」


『私もしないよ、大丈夫。』


「…あぁ。」


『大地くん、好きだよ。』








知ってる。





大地くんはそう言うと。





少しだけ笑って。









「なぁ。」


『何?』


「チャイム、鳴ったな。」


『…広川の授業なのにね。』


「当面の問題は…」


『どうやって戻るか、でしょ?』


「戻るか否か、だろ?」


『…大地くん、不真面目。』


「Aこそ、真面目だな。」









少し笑うと。




キスが一つ。









『ねぇ、大地くん。』


「何だ?」


『妬いた?』


「ん?」


『妬きもち。…妬いた?』


「俺は . .ー…









.









.









.









ー佐々木 Aがグループ名を 烏の主将にも妬きもちの文字はある に変更しました。









fin.

まるぼー→←そのひゃくじゅうはち。



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zgdj - 面白い作品をありがとうございます! (3月2日 11時) (レス) @page46 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - できればうらつくに残ってほしいけど、saiさんが決めたのであれば口出しはしないようにします。でも、他のツールで繋がりたいのでTwitterとかって教えてもらえませんか、、、? (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 今日初めて作品に出会いました!神作品だと思いました。ハイキューの二次創作の作品を見つけて、いい!好き!って思ってその人の作った日を見ると、2015とかで止まっていて、すごい悲しくなっちゃうんですけど、今日まで生きてくれてありがとうございます! (2023年1月20日 23時) (レス) @page46 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
sai(プロフ) - ちゃむPOPさん» こちらこそ作品を愛してくださってありがとうございます。 (2023年1月11日 11時) (レス) id: 4a22273a47 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむPOP(プロフ) - 何年も帰ってきては読んでます。残してくれてありがとうございます。 (2022年10月18日 20時) (レス) id: 75c22fdb63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるぼー | 作成日時:2015年10月16日 23時

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