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「いっつもてめぇの事より俺達やオヤジの事を1番に考えてくれてるせいなのか、自分の事になるととんでもなく不器用でさ・・・・たまには俺達を頼ってくれても良いのにな」
そう言うサッチは少し寂しそうに笑う。
「サッチ・・・・。あのね、私暫くマルコと一緒に居たでしょ？その時思ったんだ。マルコは本当にこの白ひげ海賊団が大好きで大切なんだって・・・こっちに来て改めて思ったよ。これって凄いことじゃ無い？本当の家族以上の絆がここにはあるって事だし。それってお互いが信頼しあって支えあって来たからでしょ？」
私のその言葉にサッチはハッと顔を上げる。
私はそんなサッチに笑顔で頷いた。
「って、なんか本当にごめんね。一番迷惑掛けてるのは私なのに偉そうに言っちゃって・・・・マルコとは機を見てちゃんと話すから」
「凜ちゃん・・・・本っ当ーにマルコの事好きなんだな」
「・・・・へ？？？？」
何気なく言われたその一言に私の顔は一気に赤くなる。
「ん？違うのか？家族として大好きだろ？マルコの事」
「あっ、それはもちろん。うん、そうだね」
「・・・・ははーん、そう言う事ね。なるほど・・・・このサッチさんが一肌脱ぎますか」
サッチがそう言って少し悪い顔をして笑っているのを見て私はいつの間にか墓穴を掘ってしまったことを悟った。
「ちょ、ちょっとサッチ！！それどういう意味？」
「いやいや、初めて2人を見た時からそうじゃねぇかとは思ってたんだ・・・」
それから暫く私とサッチは他愛もない事を話し時間を過ごした。
その時間で私の心は随分と軽くなっていた。
「サッチ、腹減った！！！飯———！！」
そう言って勢いよく食堂の扉を開けたのはエースだった。
「もうそんな時間か・・・・エースちょっと待ってろ、すぐ出来るから。それじゃ、凜ちゃん、またな」
「ん、サッチありがとう」
「凜！！あれから体調問題ないか？」
「うん、大丈夫だよ」
「そっか、良かったな」
それから夕食までの時間はエースとこれまでの冒険や弟ルフィーの話など様々な事を話し過ごした。
「んー今日も色んな事があったな・・・」
夕食を済ませ私は一人広々とした浴場で伸びをする。
マルコとはあれ以来顔を合わすことは無かった。
気にはなるがサッチと話せた事で幾分気持ちも楽になっていた。
「あら、先客かしら？」
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紗良咲(プロフ) - 星猫さん» 初めましてコメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいです!!高評価もありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 22時) (
レス) id: 1086401827 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page3 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年10月12日 23時
