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「あっ、エース・・・・」
「って、凜？？無事だったのか・・・あぁ、なんだ・・・良かった」
エースはそう言うとテンガロンハットで自身の顔を隠しながらそう言った。
「うん、心配かけてごめんね」
「あー、なんだ、皆腹減ったろ？エース朝飯食いにいこうぜ」
サッチは彼を気遣う様にそう言うとそのまま共に食堂へと向かった。
それに続く様に私達も食堂へと向かった。
「そう言えば急に出港が決まっちゃたけど、ログ？は大丈夫なの？」
朝食を貰いながら私はマルコにそう尋ねた。
「よぃ。元々今日には出港出来る予定だったんだよぃ」
「そうなんだ、でもどうやって皆に連絡したの？」
「そっか、凜ちゃんは知らないんだよな・・・これだよ、これ」
そう言ってサッチは自身の手のひらに小さなカタツムリを乗せ私に見せた。
「・・・・カタツムリ？」
「でんでん虫って言うんだぜ」
そう言ったエースの言葉を補足するようにマルコが言った。
「凜の世界で言う携帯電話みたいなもんだねぃ」
「凜の世界にもあるんだな！！」
「う・・・うん、でも形はかなり違うかも」
それからでんでん虫の事や連絡手段について話していた時だった。
不意に自身の後ろから特徴的な笑い声が聞こえた。
「ゼハハハハ、凜今朝は大変だったみたいだな。大丈夫かぁ〜？」
そう言ってポンと肩に手を置かれ私の身体がびくりと跳ねた。
「・・・あ・・、ティーチ・・・う、うん大丈夫」
その様子を隣で見ていたマルコは私の肩に掛けられた手を取り払うとティーチに言った。
「心配無用だよぃ」
「マルコ隊長・・・これは失礼。ゼハハ、なーに、心配しなくても隊長の女に手なんて出しませんよ」
ティーチがそう言った瞬間私の前に座っていたエースは手に持っていたカップをポロリと落としガシャンと大きな音を立てて割れた。
「っ、悪ぃ。・・・俺用事があったのを思い出したからもう行くな？」
努めて明るい声で言うエースであったが割れたカップを拾うその手は微かに震えていた。
「エース、危ないからもう良いって」
サッチがそう言うとエースは一言謝罪の言葉を告げその場を後にした。
「待って、エース！！」
私は足早にその場を去るエースにそう声を掛け後を追った。
「ティーチ・・・何が狙いだよぃ？」
「狙い？そんなもんありませんぜ・・・ただ一つを除いてね・・」
ティーチはそう言うと意味あり気に笑いその場を後にした。
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紗良咲(プロフ) - 星猫さん» 初めましてコメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいです!!高評価もありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 22時) (
レス) id: 1086401827 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page3 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年10月12日 23時
