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その後皆それぞれの用事を済ませるためその場を後にした。
「マルコは今日は出掛けないの？」
「よぃ。今日は俺も特に予定は無いんだよぃ」
「そう・・なんだ。あのさ、良かったら2人で出掛けない？」
少しの気まずさはあったものの私は思い切ってマルコにそう声を掛けた。
「そうだねぃ。俺もそのつもりだったよぃ。凜の洋服や日用品も必要だろぃ？」
「へ？洋服？」
「よぃ。グランドラインでは天気がコロコロ変わることも珍しくないからねぃ。少なくとも全シーズン過ごせるだけの服は必要だよぃ。いつまでもナースの物って訳にもいかねえだろい？」
「そっか。うん、分かった」
そうして私達は準備を整え島へと繰り出した。
「わぁ〜、とっても賑やかな町だね」
島の中心地へと来た私は人々の行きかう様子を見ながら隣のマルコへと声を掛けた。
「そうだねぃ。小さな凜も興味津々で俺を質問攻めにして困らされたよぃ」
そう言うマルコに私はクスリと笑い言った。
「そうなの？困ったマルコ見たかったなぁ〜」
「俺はお断りだねぃ・・・と、凜ここなんて良いんじゃねぇかぃ？」
そう言うとマルコは1軒の店の前で立ち止まる。
そこは様々な季節の服や雑貨が置いてあるとても大きなお店だった。
「わっ、大きい。ここなら全部揃いそうだね」
「よぃ。時間はたっぷりあるんだ、ゆっくり見て回るといいよぃ」
「うん。あ、マルコもし行きたい所があったら行っても大丈夫だよ。後でどこかで待ち合わせてもいいし・・・」
そう言う私の言葉を遮る様にマルコは言葉を発した。
「それは断るよぃ。言ったろう？時間はいくらでもあるよぃ、それにまた迷子にでもなられたらたまったもんじゃねぇしねぃ」
マルコのその勢いに私は何もいう事が出来ず「よろしくお願いします」と返答した。
「それじゃ、早速見て回るよぃ」
それから私達は店内を見て回り半袖から長袖、コートまで幅広い季節に対応出来る様に服を選んでいった。
「何だかこうしてると前を思い出すね」
不意にそう言うとマルコは目を細め懐かしそうな表情を浮かべた。
「あぁ、あの時も楽しかったが今の方が良いねぃ・・・」
そう言ってマルコはグイと私の手を取り握りしめた。
「ちょっ・・・マルコ？！」
「また、はぐれちゃわないようにねぃ」
そのままグイグイと前へ進むマルコに私の心は煩い程の音を上げていた。
その後必要な服を買い揃えた私は雑貨のコーナーを見ていた。
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紗良咲(プロフ) - 星猫さん» 初めましてコメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいです!!高評価もありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 22時) (
レス) id: 1086401827 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page3 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年10月12日 23時
