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「あぁ〜、腹減った。凜朝飯食いに行こうぜ！！」
フードヴァルテン島がすっかりと見えなくなった頃エースはそう言って声を掛けてくれた。
「うん、そうだね」
そう答えるとエースは満足そうな表情で食堂へと向かった。
食堂は朝食を求める隊員でごった返していた。
「わぁ〜、凄い人だね」
そう言ってキョロキョロとする私にエースは首を傾げ言った。
「そうか？今日はまだ早いし少ない方だぜ？」
「おっ、凜ちゃん来たな！！俺特製凜ちゃん専用スペシャルメニュー出来てるぜ」
そう言って私にトレーを差し出した。
トレーの上には出来立てのクロワッサンや美味しそうなフルーツ・サラダが載っていた。
「わぁ〜、サッチさんありがとうございます！！美味しそう」
「くぅ〜、今日も俺の妹は最高に可愛いなぁ〜・・・・でもお兄ちゃんに対してさん付けと敬語は寂しいぜ・・・」
そう言ってわしゃわしゃと私の頭を撫でる。
「あっ、ごめん。つい癖で、ありがとサッチ！！」
「それそれ！！さっ、冷めないうちに食べちゃいな」
そして私を空いている席に座らせた。
「うん、でもエースを待って一緒に頂くね」
そう言うと私は再度辺りをキョロキョロと見渡す。
周りを見てもマルコの姿は何処にもなかった。
「誰か探してんの？」
「えっ、あ、うん・・・マルコは？」
「あぁ〜、あいつは朝はあんまり来ねえよ？」
「えっ？そうなの？」
あちらの世界に居た時は毎朝一緒に朝食を摂っていたので意外に感じそう返事をする。
「来てもコーヒー位で済ましちまうからな」
「そっか・・・・」
昨日の事もあり気まずさもあったが、顔を合わせればきちんと謝ろうと思っていた私は口実を無くしてそっと肩を落とした。
「じゃあさ、後であいつの部屋に凜ちゃんが朝食持っていってやってくんない？」
何かを察したサッチはそう言って私に声を掛けた。
「え・・・いいの？」
「あぁ、俺は後片付けとかやらないといけない事盛り沢山だしな！！それにあいつもそっちの方が嬉しいだろ」
「ん？」
最後の方はよく聞き取れなかったが私は笑顔で頷き答えた。
「あの、それじゃあさ――――――」
私がお願いするように言うとサッチは笑顔で了承してくれた。
朝食後、エースと食堂で別れた私は一角と食材を借りサンドイッチを作った。
これなら忙しいマルコも手軽に食べられるしすぐ食べなくてもお腹が空いた時につまむことも出来ると思ったからだ。
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紗良咲(プロフ) - 星猫さん» 初めましてコメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいです!!高評価もありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 22時) (
レス) id: 1086401827 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page3 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年10月12日 23時
