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「マルコー、どうぶちゅしゃんは？」
オレンジジュースに満足したのか凜はそう言って膝の上から俺を見上げた。
「そうだねぃ・・・エース動物が居るのはどっちなんだぃ？」
「ん？あぁ、それならこの先の牧場だぜ」
エースがそう言って道の先を指さすと俺はエースが差した方角の気配を探った。
「大丈夫そうだねぃ。ハルタやイゾウも居るみたいだよぃ」
「えー、ハルタんもイゾーもずるい！！早くいこーよ」
「はは、そうだな。凜ちゃんはそれが楽しみでこの島に来たんだもんな」
「うん」
そうして俺達はその場を後にし牧場へと向かった。
「ハルターん！！イゾー！！」
「遅かったね、凜」
牧場に着くや否や凜は2人の姿を見付けると元気にそちらへと走って行った。
「お前らが牧場なんて・・・イメージねぇな」
「凜があまりにも楽しそうに話すからね、たまには良いでしょ。それに僕達だけじゃないよ」
そう言ってハルタが指さした方にはビスタやフォッサの姿があった。
「・・・・マジかよぃ」
「すげぇな・・・でも良かったじゃねーか、な凜？」
エースがそう言うと凜は馬や羊といった動物達と楽しそうに触れ合いながら手を振った。
それからしばらくは全員が思い思いの時間を過ごした。
「ゼハハハハ、エース隊長にマルコ隊長こんな所で何やってんだ？」
「ティーチかよぃ・・・」
俺はそう言ってそっと凜の方を見た。
少し離れた所でイゾウとウサギに餌をやっている凜はまだティーチには気が付いていない様だった。
「おう、ティーチ。凜が皆とここに来たいって言ってたんだ」
「へぇ〜、隊長達はボディーガードって訳か」
「まぁ、そんなもんだな。でも意外と悪くないぜ、こういう日もな」
エースとサッチがそれぞれそう言うとティーチは笑いながら凜達の方へと歩を進めた。
「凜、そろそろ休憩するよぃ！！」
俺がそう声を掛けると彼女はパっとこちらを振り向いた。
「イゾー・・・・抱っこ！！」
こちらを見てティーチに気付いた凜はそう言ってイゾウに抱き着いた。
「おやおや、お嬢さんはお疲れかい？仕方ないねぇ。ほら、マルコの所に戻るよ」
イゾウは凜を抱き上げるとゆっくりとこちらへ向かって歩き出した。
「ゼハハハハ、凜楽しんでるか？」
ティーチがそう声を掛けるが彼女はそちらを見向きもしない。
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紗良咲(プロフ) - 星猫さん» 初めましてコメントありがとうございます。そう言って頂けると本当に嬉しいです!!高評価もありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします！ (2021年10月13日 22時) (
レス) id: 1086401827 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月13日 21時) (レス) @page3 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年10月12日 23時
