○○【ARS】○1○ (ページ26)

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°○とろとろ○° ページ26

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今日の朝ご飯は潤のリクエストで甘いパンケーキ。

こんなに上手に焼けたのはじめてかも。
ふわふわとろとろの生地。

主食用とデザート用にパンケーキを分けた。

最後のトッピングで手作りのキャラメルソース、ジャム、生クリーム、チョコソース…

どれがいいか聞こうとしたら、ぺたぺたと足音が近づいてきて背中に重みがのしかかる。

潤「…おはよ」

寝起きの潤の声はいつもより低くて甘い。
わざと密着して耳元で喋る。

A「おはよう。
ソースどれがいい?」

お腹に回された腕の力が強まった。

潤「んふふ、いい匂い。
美味しそう…全部かけたいなぁ…
じゃあまずはキャラメルソース」

A「じゃあちょっとかけづらいから、いったんぎゅーやめて?」

潤「やぁーだ。
お腹空いたから早くかけてよ～」

はむ、と耳朶を食べられる。

A「ちょ、やだぁ…」

潤「んふ、やじゃないでしょ?
声が甘くなってきた」

早くオオカミさんに変身しないうちにソースかけちゃおう。

潤「もっとこっち」

かける場所を指定して腕をずらしてきたから私の指にかかってしまった。

A「あ、もう……きゃ」

今度はぱく、と指を食べられてキャラメルソースを丁寧に取っていく。

潤「あんま…」

A「ん、」

指が解放されたら唇が重なった。
甘くほろ苦いキャラメルソースの味がした。

潤「やっぱAちゃん先に食べちゃおっかな?」

A「だめ、」

キッチンに押し倒されて首に何かとろっとかけられたと思ったらキャラメルソースの匂い。

A「なにやってんの…」

潤「こっちのが甘いと思って」

ぺろぺろと舌が行ったり来たりして、勝手に反応して熱くなる躰。
力が抜けてきた。

そのあとぽいぽい服を取られてソースを塗りたぐられてされるがまま。
せっかくパンケーキ用に作ったのにパンケーキも冷めちゃったし…

潤「最高の朝食だったよ?
全部甘くて美味かったけど、特にキャラメルソースとチョコソースが美味かったなぁ…
ねぇ、また食べたい。作ってよ」

A「やだよ…」

潤「くにゃくにゃになっちゃってかわいいんだから…
きれいにしてあげるからお風呂いこ?
もっととろとろにしてあげる…」

もうこのオオカミさんは誰にも止められないな、なんて思いながら逞しい腕に抱かれてお風呂場に連行された。

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