国見ちゃんと、間違い電話 . 3 r d (ページ12)

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もしもーし。62 ページ12

それから何時間か後。

無事東京に到着。

確か……東病院に運ばれたんだっけ。

駅から出て驚いた。

「え、人多い…!!」

宮城も人普通にいるけどさ、全然違う!!

やっべ、人酔いしそう…

私は病院に向かって走り出した。

走った方が近いわ。

そして角を曲がったとき。

ドンっと誰かにぶつかる。

「あ、すみませ…わっ」

顔をあげた瞬間、バランスを崩し

ドッテーン!!と、転んだ。

「ちょ、大丈夫か?」

うわー恥ずかしいわ……

手を差し出してくれたその人。

もう一度顔を上げると、

「うわ真っ赤……ぷっ」

……あれ、

つい、私声に出してしまったぞ?

そこに立つ人は真っ赤なジャージを着た背の高い男の人。

そして

と、トサカ頭…ぷっ。

ごめんなさい、吹いてしまいました。

とりあえず出してくれた手を握り

「ごめんなさい…ありがとうございます!」

「…おい」

「うぇ?」

おぉ、なんと間抜けな声が…(汗)

てかこの人怖い、顔超怖い!!

睨んでんの!?それ、悪気ありなの!?

「スマホ、落ちてるぞ」

そう言い、拾ってくれた。

「あ、ありがとうございます!!」

あ、ごめんなさい、やっぱりいい人でしたわ、おほ。