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エースside
それから凜のための宴になり隊長格で話しているとハルタが俺も気になっていた事を聞いた。
「ねぇ、凜はマルコとどういう関係なの？」
その質問に呑んでいた酒を思わず吹き出しそうになった凜は目を白黒させながらハルタを見た。
明らかに動揺している様子の凜を察してかマルコが困らせるなと注意をした。
だから、俺はマルコに同じ質問をした。
「じゃあさ、マルコにとって凜はどんな存在なんだ？」
「そりゃぁ、命の恩人だ。感謝してるし大切な家族だよぃ」
その言葉に一瞬ではあるが凜の表情が曇った気がした。
それから少しして凜が飲み物を貰いに行くとその場を後にした。
何となく気になった俺も席を立ち凜を探した。
「良いのか？主役だろ？」
船尾で見つけた彼女に声を掛ける。彼女はゆっくりとこちらを振り返り「ちょっと休憩！！」と返事をした。
それから夕方の話をし俺の事を話した。凜は俺の話を黙って聞いてくれていた。
それから俺の印象を聞いてみた。
彼女の言葉は不思議と心に沁み温かさをもたらした。
「私ねエースはこの先もずーーーっとこのままで居て欲しいって思うの。多分これからもお父さんの影に苦しんだり悩んだりすることも沢山あると思う。けど、エースはエースだから。オヤジ様もマルコも皆もエースの事大切な家族だと思ってる。だから、それを忘れないで。道を間違えないでね・・・・・」
その言葉を聞いて俺は目に熱いものが集まるのを感じた。
それを隠すように俺は凜をギュッと抱き締めた。
そんな俺の気持ちを知ってか少し驚いた様な声を出したあと何も言わず俺の背中を摩ってくれた。
初めてだった。
会って間もない女にこんな気持ちを抱いたのは。
俺は多分初めて見た時から凜に惹かれていた。
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皆さまここまでお読みくださり本当にありがとうございました。
ここで一旦、夜に咲く花 1章 終了となります。
皆さまのお陰でここまで無事に書くことが出来ました。
お気に入り登録や、コメント・評価本当に励みになりました。
引き続き感想など頂けると有り難いし励みになりますので気軽によろしくお願いします。
第2章ではマルコ・エースでの3角関係やティーチの事件など盛りだくさんで書かせて頂きたいと思います。
どうぞ、お楽しみに！！
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紗良咲(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。とても励みになります！！これからもよろしくお願いします。 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - この作品好きです!更新これからも頑張ってください!楽しみに待ってます! (2021年10月4日 20時) (レス) id: f024874d73 (このIDを非表示/違反報告)
紗良咲(プロフ) - ミィさん» ミィさん わぁぁぁ、本当にそう言って頂けて嬉しいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2021年5月23日 22時) (レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待っています！頑張って下さい！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 9ab59aac0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年5月8日 16時
