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それからすぐに私の歓迎会と称しての宴が始まった。
「お前ぇら、良く聞け！！知ってる者も居ると思うが今日からこの白ひげ海賊団に新しい仲間が加わる。・・・凜挨拶出来るかぁ？」
そう言ってオヤジ様は私に顔を向ける。
私はゆっくり大きく頷くとオヤジ様の前に立ち大きく息を吸い込んだ。
緊張がピークに達し手が微かに震えるのが分かりギュッと握りしめる。
ふとマルコの方に目を遣れば大丈夫だという様に大きく頷き微笑んでくれた。
私はそれに答える様に頷くともう一度深呼吸をした。
「皆さん、初めまして。私は凜と言います。訳あって今日からこちらにお世話になることになりました。皆さんと違い私には戦う力も特別な能力もありません。」
そこで言葉を切りぐるっと周りを見渡す。
皆真剣に私の話を聞いてくれているのが分かった。
「ご迷惑をお掛けすることも多くあると思います。でも、私に出来る事は精一杯やらせて頂きます。なので、どうかよろしくお願いします」
ガバッと頭を下げギュッと目を閉じる。
時間にすれば数秒であるが私にはとても長い時間に感じた。
「うぉ―――！！！よろしくな、凜ちゃん」
どこからともなくそう声が上がったのをきっかけに口々に歓迎の声が上がった。
そっと頭を上げその様子を見た。
皆の表情に私の涙腺が緩むのを感じた。
「おめぇら分かっているとは思うが、凜は俺の恩人だ。手ぇ出すんじゃねぇよぃ！！！」
そんな私の前に立ちマルコが釘を刺すようにそう言うと一気に水を打ったようにシンとなった。
「グララララ・・・・何はともあれ、お前ぇらの可愛い妹だ。せいぜい面倒見てやれ。凜に乾杯！！」
オヤジ様がそう言うと再びその場にいる全員が持っていたジョッキを掲げ乾杯！！と声を挙げた。
それからは、代わる代わる挨拶に来てくれた隊員達と言葉を交わし美味しい食事にお酒を楽しんだ。
私の周りにはマルコ・エース・サッチをはじめ隊長格が勢ぞろいしていた。
「ねぇ、凜はマルコとどういう関係なの？」
お酒も料理も進みほろ酔い気分になっていた時不意にそんな質問が投げかけられた。
12番隊隊長のハルタだった。
「ぶっ・・・・へ？？どんなって・・・・」
私は飲もうとしていたお酒を吹き出しそうになりながらもそう答えた。
「そうそう、俺もそれ気になってた」
肉に噛り付きながらエースもそう言って私を見る。
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紗良咲(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。とても励みになります！！これからもよろしくお願いします。 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - この作品好きです!更新これからも頑張ってください!楽しみに待ってます! (2021年10月4日 20時) (レス) id: f024874d73 (このIDを非表示/違反報告)
紗良咲(プロフ) - ミィさん» ミィさん わぁぁぁ、本当にそう言って頂けて嬉しいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2021年5月23日 22時) (レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待っています！頑張って下さい！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 9ab59aac0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年5月8日 16時
