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「きゃぁ！！」
いきなりの来訪者に驚き扉の方を振り向くと逆光で顔は良く見えないが背丈の高い男の人とおぼしき人影を捉えた。
「お前だろ？俺の妹！！！」
そう言う声はどこか懐かしく嬉しそうな響きだった。
「あなた・・・・もしかして・・・・」
「あっ、自己紹介だな。おれは白ひげ海賊団2番隊隊長、ポートガス・D・エース！！よろしくな」
そう言って礼儀正しくお辞儀をする姿を見て私は思わず噴き出した。
そんな私を見てエースは少し怪訝そうに眉を寄せた。
「ご、ごめんなさい。何だかギャップに驚いて。いきなり扉をあんな風に開けられたからビックリしちゃって」
笑いながらそう言う私にエースは一瞬申し訳なさそうな顔をして頭を掻き再度頭を下げた。
「驚かせてすみませんでした」
丁寧にそう言う彼に私は慌てて手を振り顔を上げるよう伝えた。
「大丈夫、こちらこそごめんなさい。私は凜って言います。これから、よろしくお願いします」
「凜っていうのか！！良い名前だな」
「ありがとう、エース君も素敵な名前だね」
そう言った瞬間一瞬だがエースの表情が少し曇った気がしたが直ぐに笑顔になり言葉を続けた。
「俺の事は呼び捨てで呼んでくれ!!敬語も苦手だし見た感じそんなに歳変わらないだろ？辞めようぜ」
「うん、ありがとうエース」
そう言って彼に近付いた私は改めて彼の姿を見て顔を背けた。
「え・・・エース？あの、その・・・・言いにくいんだけどその上はいつも裸なの？」
「ん？これか？そうだけど・・・・」
それが何か？と言う様な表情でエースがそう答えた。
確かにアニメでも彼は殆ど上半身裸だった・・・・これが彼にとっては「普通」なのだ。私が慣れなければ・・・考えればマルコも上にシャツを羽織っているだけではないか・・・そう自分に言い聞かせようとするが、なかなか決心がつかずエースの方を見れずに居た。
「なぁ、凜どうかしたのか？」
暫く悶々と葛藤している私を不審に思ったのかエースはそう言ってグイっと私の手を引いた。
「え？わっ、ちょっ」
エースにしてみれば何気なくした事であっただろうが、無防備な私にしてみれば想像以上の力で手を引かれ思わずバランスを崩してしまった。
「あっぶね！！」
「うわっ・・・」
倒れるとギュッと目を瞑った私は次にくる衝撃を覚悟した。
しかし、予想と反してその衝撃は来ず代わりにとても暖かい何かに抱き留められたのを感じた。
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紗良咲(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。とても励みになります！！これからもよろしくお願いします。 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - この作品好きです!更新これからも頑張ってください!楽しみに待ってます! (2021年10月4日 20時) (レス) id: f024874d73 (このIDを非表示/違反報告)
紗良咲(プロフ) - ミィさん» ミィさん わぁぁぁ、本当にそう言って頂けて嬉しいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2021年5月23日 22時) (レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待っています！頑張って下さい！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 9ab59aac0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年5月8日 16時
