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「確かに似ちゃいるが、俺が見たのは縁が青かった気がするねぃ」
「そっかぁ・・・まぁ、そんなに簡単にはいかないよね・・・」
そう言う私をじっと見ていたマルコが唐突に言葉を紡いだ。
「なぁ、俺があっちに帰ったら凜はどうするんだぃ？」
「ん？？・・・えっ？えーっと、それは寂しいけどマルコの居るべき場所はここじゃないでしょ？だから私は応援するかな？」
「応援かよぃ・・・、もし・・・もしもだよぃ、凜が俺達の世界に来れるとしたらどうするよぃ？」
「そうだねぇ、もしそう出来るなら私も行ってみたいな。マルコの大切な家族を私も実際に見てみたい。それにね・・・・私も白ひげさんやエース君を救いたいって思う。・・・・なんでかは分からないけどね」
「そう言ってくれると嬉しいよぃ。もしそうなったらお前の事も俺が全力で守るよぃ。それに向こうの世界を案内してやるっていう約束も守るよぃ・・」
マルコは表情一つ変えず真面目なトーンでそう言った。
「っつ！！ちょ・・・それかなり恥ずかしいんですけど・・・」
「俺は本気だよぃ」
更にマルコは私との距離をグイっと縮めそう言った。
(やばいやばいやばい・・・・・何幼児にときめいてるんだ私は・・・)
何も言えずに居る笑いにマルコは少し意地悪な笑みを見せ自身の調べものに戻った。
「ま・・・マルコのバカっ！！！！！」
私はそういうと赤く熱くなった顔を冷ますようにベランダから外に出た。
熱く火照った頬に外の風が心地良く当たる。
マルコはいつも突拍子もない事を口にして私を困らせる。
しかし、嬉しい気持ちも嘘ではない。もしも、もしもワンピースの世界に行けるのであれば、白ひげ海賊団を救えるのであればこんなに嬉しい事は無い。
幸い私にはこちらを離れて失うものは何もない。
マルコには長期の休みと言ったが、仕事も自分のペースに合わず先日退職したばかりだし家族も恋人も居ない。
それに私が何よりも1番嬉しいのはマルコの傍に居られるという事だ。
私はこの数日間でそれだけ彼に惹かれていた。
ふと空を見上げると一筋の流れ星が流れた。
私は咄嗟にマルコが無事に元の世界に戻り家族を救えるように願った。
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紗良咲(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます。返信遅くなってすみません。とても励みになります！！これからもよろしくお願いします。 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - この作品好きです!更新これからも頑張ってください!楽しみに待ってます! (2021年10月4日 20時) (レス) id: f024874d73 (このIDを非表示/違反報告)
紗良咲(プロフ) - ミィさん» ミィさん わぁぁぁ、本当にそう言って頂けて嬉しいです。頑張りますのでよろしくお願いします。 (2021年5月23日 22時) (レス) id: 90730fcb24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみに待っています！頑張って下さい！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 9ab59aac0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗良咲 | 作成日時：2021年5月8日 16時
