☆第15話 ページ17
sideぺけたん
皆にカミングアウトをしてから数週間後。
1人は危険だと言われ、シルクと同棲することになった。
シ｢ぺけの荷物、とりあえず全部届いたぞ。後は何かある？｣
う〜ん……あ、そういえば実家から持ってきたい物がいくつかあるなぁ…
ぺ｢ちょっと実家に行って必要な物取ってくるね。｣
シ｢おう……一人で平気か？｣
ぺ｢うん！こっから近いし、すぐ行って戻ってくるよ。｣
シ｢ん、行ってらっしゃい。｣
シルクに見送られ、俺は家を後にした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ぺ｢…よし、こんなもんかな。｣
一通り荷物をまとめ、重たくなったリュックサックわ背負った。
外も暗くなって来たし、早く家に帰らなきゃ。
シルクが待つ家へ。
あ、そうだ。一応シルクからもらったアレを起動させておこう。
…よし、オーケーだね、んじゃあ帰るか。
街灯の明かりを頼りに道を歩いていく。
早く帰ってシルクに抱き着きたい。心が満たされるまで。
ぺ｢ふふっ、シルク…｣
『…そこの君、ちょっといいかい？』
…？
知らない声……誰だろう。
ぺ｢はい…ｯ！…どなたでしょうか。｣
後ろを振り向くと、白衣を着た男性が３人立っていた。
『君と話したいことがあるんだ。着いてきてくれるかい？』
ダメだ、行っちゃいけない、行くな！
頭の中で警鐘が鳴り響く。
ぺ｢…いや、急いでるんで。｣
バクバクとうるさい心臓を落ち着かせるために、服の上から鳩尾を強く押さえ付けた。
『…残念だ。だが、君には拒否する権利はない。力尽くでも連れていく。』
男達に背を向け走り出そうとした。
…でも出来なかった。
ぺ｢嘘だろ…囲まれてる…｣
右も、左も、前も、後ろも。
目に映るのは白衣を着た人達だった。
『取り押さえろ。』
ぺ｢くそっ！離せ！触るな！やめろぉぉ！｣
どんどん手が伸びてきて体の自由が奪われる。
ぺ｢やだ！やめろ！助けて、シル＿＿むぐっ！？｣
必死に大声を出して助けを呼ぶと布で口を塞がれた。
布からは微かな薬品の香り、薄れていく意識。
あ、俺…ここで終わりなのかな。
＿＿ぺけたん！
笑顔で俺を呼ぶ、大好きな人が脳裏に浮かんだ。
ポロリと星の欠片が目から落ちる。
それを目の当たりにして騒ぎ出す忌々しい奴ら。
やだ、やだ…離れたくないよ…
(シル…ク……)
たすけて。
そこで俺の意識は完全に途絶えた。
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米人 - めちゃくちゃいいです!!頑張ってください!!応援してます!! (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 03f4802aa7 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん - すごく良かったです！シルぺけ好きの私は、凄く幸せです！( *´艸｀)これからも楽しみにしているので頑張ってください！応援しています！Fight！！です(*'ω'*) (2018年5月1日 19時) (レス) id: 5d94a00dd8 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - めちゃくちゃ好きな設定で面白い作品ですね。頑張ってくださいね。 (2017年8月29日 0時) (レス) id: 6ef57d87f6 (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - プロインドさん» ありがとうございます´ω`*頑張ります！ (2017年3月29日 12時) (レス) id: ec2df11289 (このIDを非表示/違反報告)
プロインド - ぺけたん可愛すぎ(*^◯^*)設定がファンタジーっぽくてめっちゃ好きです！これからも頑張ってください！！！アデュー (2017年3月28日 22時) (レス) id: 8f36f4d372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マル | 作成日時：2017年3月24日 9時
