社会について学びましょう!! 【せんしま】

†くじかんめ† ページ10

センラside

＊＊＊

セ『はい、お口開けてぇ…』

志『あー…むっ…うまぁ!!』

ラーメンというものはすすってなんぼ…なんていう人もおるやろうけど、志麻くんの可愛い舌を火傷させる訳にはいけんのでレンゲに乗せて熱を放熱する。


セ『ふふっ、志麻くんは豚骨が好きそうやからなぁ。次、醤油ね？あーん。』


志『あー…んっ!!おいしっ!!((ﾆｺｯ』


はい天使。
すると、志麻くんは俺の箸とレンゲを持って同じように麺を放熱して前に出した。

志『センラさんも、あーん!!』

セ『!!…ふふふっ。あーん!!うん、おいしい。((ﾆｺｯ』

ラーメンって元々美味しいのに…志麻くんがあーんしてくれるなんてっ…
キャビアよりも価値ある物になってしもうた!!

志『ふふんっ!!俺もお箸使えたぁ!!』

セ『せやねぇ…凄いで志麻くん…。』

志『//////んっ…』



う『俺は何を見せつけられているんだ…』


＊＊＊

結果、志麻くんは全部食べられへんかったから残りは俺が食べたんやけど…


志『残してもうてごめんなさい…』

『いえいえ!!また来てくださいね。』

志『…うん!!』


店主さんに謝る志麻くん可愛い。
残して謝る人なんてそうそう居らんから、店主さんも少し嬉しそうに志麻くんの頭を撫でている。

志『/////』

セ『ﾑｯ…』

今のちょっと嫌やな…


う『仕方ないですよ…志麻さんは人にあんな風に撫でて貰う事なんてなかったんですから…
もう少しその嫉妬癖なんとかしたらどうです？』


セ『分かっとるけど…』

志麻くんは社会を知らないから、単純に色んな人に騙されたり、すぐに打ち解けたり…

セ『俺から離れてしまわないかって…怖いんや…』


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