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寧「えッ、どういうこと！？」
驚愕のセリフに寧々は素っ頓狂な声を上げる。
光「殺したって………花子！！きちんと説明しやがれ！！」
花子の胸ぐらを掴む光。
土籠「おいやめろ！そこまでにしろ！俺の領域で騒ぐな！」
ヤコ「さっきアンタ領域操られてたじゃない」
土籠「黙っとけエノコックス」
ヤコ「なっ…！！」
寧「花子くん、もう一回聞くけど、どういうことなの？」
落ち着いた口調で寧々が尋ねた。
花子くん「暁は………俺の、友達だった」
一言ずつ喋り出す。
花子くん「ある日、どうしてか分からないけど、暁の教科書が捨てられてた。
俺はそれで、暁に教科書を返す時、聞いてみたんだよ。
【何かあったの？】って。
でも、暁は、教科書の汚れを落として、
【何にも。】って言って、笑ったんだ。」
花子くんの声が、震えているのが分かる。
花子くん「明らかに不自然な笑い方だった。でも、どうすることもできなかった。」
透明な雫が伝う。
花子くん「だから次の日、俺は少しでも元気が出るように、暁に赤い髪留めをあげた。めちゃくちゃ喜んで、つけるのが楽しみだって言ってたよ」
蜂蜜色の瞳が揺らぐ。
花子くん「その日、放課後、ちょっと陰ってきたくらいの時、暁と一緒に満月を見に行った。楽しかったよ。今までにないくらいに。
暁は、俺に何か言ったんだ。
でも、
その時の言葉が、思い出せない。
次の日、
暁は死んじゃった。
あの時、もっとちゃんと聞いておけばよかった。そうすれば暁は死ななかったかもしれない。俺が…俺がッ…もっと…ッ」
花子くんは泣いていた。
いつものようにヘラヘラと笑っておらず、そこにはただ悲しみしかなかった。
光「………んだよ、それ。
.
じゃあお前はその言葉を聞かなくていいのかよ！！
何にも知らないまま、さよならしていいのかよ！！
意気地なし！！バカヤロウ！！
オレだって、ミツバともっと話したかった！！
生きてなくたって、友達だったんだ！！」
花子くん「少年…」
ミツバ「ミツバも、灯桜も、まだ手の届くところにいる。
連れ戻すのが、ダチってもんだろ！！」
光の目からも涙が落ちた。
寧「光くん……」
花子くん「………そうだね。まだ、まだ暁も、手の届くところに居るんだ。
俺も、ちゃんと話しがしたい」
そう言った花子くんの目に、もう涙はなかった。
.
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雹恋(プロフ) - 迷い猫さん» 返信が遅れて申し訳ありません…！！ありがとうございます！イラストも更新もぼちぼちですが頑張ります〜！！ (2021年9月26日 8時) (
レス) id: b7becd1423 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - イラスト書くの頑張って下さいネ！！ (2021年9月23日 21時) (レス) @page1 id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
雹恋(プロフ) - うぇいさん» わぁぁありがとうございます！！コメント返信が遅れて申し訳ありません！！！頑張って更新しますのでこれからもよろしくお願いします！！！！ (2021年8月25日 9時) (レス) id: b7becd1423 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - 続きが気になるぅ楽しみに待ってます！ (2021年8月24日 12時) (レス) id: ff535d7292 (このIDを非表示/違反報告)
雹恋(プロフ) - 愛月咲良さん» ありがとうございます！！私も恋愛系は苦手で（）友情系なら全然食べれるので書いてます！！今はちょっと忙しいので更新が遅れていますが、もう少ししたらきちんと更新するので楽しみにお待ちください〜！！読んでくださってありがとうございます！！ (2021年5月18日 7時) (レス) id: b7becd1423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青星 | 作成日時：2021年5月2日 11時
