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10(side sgi) ページ11
「そういう須貝さんこそ彼女いないんですか?」
今度は彼女から尋ねてきた。
興味があるというより、自分が聞かれたから一応聞いておこう、という感じだろう。
「俺も今はないなー、研究とクイズノックで手一杯やし。」
まぁ、これは事実だ。
クイズノックに入ってすぐの頃は彼女がいたけれど、研究と、クイズノックで忙しく、デートする時間もないので別れてしまった。
「須貝さんお忙しいですもんね。でもムリは禁物ですよ?研究忙しかったら業務の負担は減らすので言ってくださいね?」
自分のことのように、心配してくれる彼女の優しさが嬉しくて、また頬が緩んだ。
今日1日で彼女の色んな表情を知って、自分の中で彼女への感情が変わっていくのを感じたが、深く考えないようにしていた。
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作者名:maruko | 作成日時:2020年7月30日 14時