先生 ページ21
「村の誰かに頼まれたのか?」
「いえ。ただ私がこの村のために何かをしたいな、と思って勝手に…
下のお店も、そんな感じです。」
「すげェな、お前。
この村が相当大切なんだな。」
「はい。私、は皆さんもこの自然溢れる村も全てが大切なんです。」
「……よし、じゃあ九時からオレも授業に参加してみるか。」
え、今、なんて…?
参加する…と言いましたか?
「ダダダメです!!!!」
「なんでだよい?」
「は、ずかしいです…」
私は顔を両手で覆う。
「ハハッ、なんでだよい。」
マルコさんは笑いながら私の肩を叩く。
「オレも生徒として見てくれていいからよい。」
「で、でも…」
「どんな事教えてくれるか楽しみだな〜
よろしくよい、先生。」
「…ッ!!」
マルコさんは私の耳元で囁くと、手を振りながら部屋を出ていった。
「…も〜ッ。」
マルコさんの行動一つ一つになぜか胸が高鳴る。
私、この状態でちゃんと授業できるかな…?
私は少しの楽しみと不安を抱えながら、準備を始めた。
．
「…サリーちゃん、ベルちゃん、レオンくん、ソラくん、ジールくん。
よし、全員いるね?」
私は一階に下りると、みんながいる事を確認する。
一階のお店が閉まってる時は、教室として使っている。
椅子、テーブル、文字をかけるボードもあるし、環境はまあまあ整っている。
「あれｰ?なんで、マルコがいるの?」
サリーちゃんは後ろを振り向くと、マルコさんの顔を見て首を傾げる。
「今日からオレもみんなと一緒に勉強するんだよい。」
「マルコも一緒にお勉強するのｰ!?」
「そうだよい。」
「へへ、分かんなかったら俺が教えてやるよ!!」
「え〜ジールはいつもレオンに教えられてるじゃ-ん?」
「レオン頭いいもんね!
ベルも、レオンみたいに頭良くなりたい!!」
「じゃあお勉強がんばろ?」
「うん!!ベルがんばるよ!!」
「じゃあ、早速問題ね?」
私はそう言うとペンを取り、ボードに絵を描く。
「はい、みんなボードの絵を見てくれる?
お皿の上に5個のドーナツがあります。
私がそのお皿にあるドーナツを2個食べるとお皿に残っているドーナツは何個になるでしょう?」
「ん-とね、Aが2個食べたから…」
「3個。」
サリーちゃんが指を折って数を数える隣で、レオンくんは表情を変えずに答えを告げる。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
