悪い癖 ページ20
「……ん、ぁ…」
私は重たい瞼を開き、瞬きを数回する。
目が少しシパシパするなぁ…
「あ…マ、ルコさ、ん…」
ふと横を向くとマルコさんが壁に背中を預けて眠っていた。
泣き疲れて眠ってしまった私をここまで連れてきてくれたんだ…
重くなかったかな…?
ヨダレ、たれてなかったかな?
やばい…寝顔可愛く無さすぎて引かれたりしてたらどうしよう…
私は頭を抱え、一人で悶える。
「…って、」
何考えてんだ、私…
マルコさんに引かれても、別に私には関係ない事じゃないか…
私の悪いところだ。
少し優しくされたただけで…すぐ意識してしまう。
マルコさんは、ただ私に同情してくれただけ。
私がマルコさんを好きになったとしても…きっと、
「ん…起きてたのかよい。」
マルコさんは突然目を覚まし、大きな欠伸をしながら立ち上がる。
「あ、おはようございます。
…昨日は、いろいろありがとうございました。」
私はベッドの上で正座をし手を付いて深く頭を下げる。
「おいおい、やめろよい。
そこまで大した事はしてねェよ。」
マルコさんは寝癖をいじりながら笑う。
「いえ、とても助かりました。」
「…体調はどうだよい?」
「お陰様で、すっかり回復しました。」
「なら、良かったよい。
ふわぁ…結構寝たな。」
マルコさんはまだ眠たいのか、立ったまま目を閉じる。
「えっと……あの、マルコ、さん?
……大丈夫ですか?」
私はベッドから降りると、マルコさんに近づき軽く頬を叩く。
「ん…すまん。
最近忙しくてな、貴重な睡眠だったんだ。」
マルコさんは目を擦ると、メガネをかける。
「A…今日予定はあるかよい?」
マルコさんは寝癖を直しながら私を見る。
「えっと…」
私は壁にかけてある時計を見る。
時計の針は午前八時を指していた。
「九時から…子ども達と勉強会があります。」
「勉強会…?」
「この村学校がないので一週間に一回、
私が代わりに子ども達に勉強を教えてるんです。」
「へェ…頭いいんだな?」
「ぜ、全然頭良くないです!!
私も学校なんて行ったことないですから…!!
……他の島で買った本を参考に簡単な事を教えてるだけですよ。」
私は近くにあった本を取るとマルコさんに見せる。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
