変化(マルコ side) ページ19
．
「…ん。」
泣き疲れたAはオレの腕の中で、気持ちよさそうに寝ている。
Aの目は泣き過ぎて、真っ赤になっていた。
「…相当無理してたんだな。」
オレはAを抱っこすると、二階へと静かに上がる。
「ゆっくり休めよい。」
Aをベッドに横たわらせるとオレは一階に戻ろうと後ろを振り向く。
グイッ
「…!!」
だが、オレの服の袖を掴んだAによってオレは後ろに引き戻される。
「…行か、ないで…」
Aは服を掴んだまま、今にも消え入りそうな声を漏らす。
「……分かった、よい。」
オレはベッドの下に座ると、Aの寝顔を眺める。
「…」
よくよくAの顔を見ると、かなり顔が整っている事に気づく。
長い睫毛、スッと通った高い鼻、淡赤の唇に、少し紅潮した頬。
最初に会った時も思ったが…Aには赤が似合うと思う。
だが、赤という色は血を連想させる。
Aにこの事を伝えたら…
また過去を思い出して涙を流すだろうよい。
Aの涙は見たくねェ。
たった数日しか関わってねェのに…
そう思ってしまうオレがいる。
もっと、Aの事を深く知りてェ。
Aがふと見せる、笑顔の裏に隠した悲しみを払い除けてやりてェ。
Aを…
守ってやりてェ。
親父…少しは親父の気持ち、分かったかもしれねェよい。
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文ストオタクの一般人 - うん！ふたりとも可愛いね！私が貰いたいぐｒ（（（マルコ (2023年3月16日 18時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - 桜桃さん» はい、ごめんなさい。妖精姫の物語シリーズはいろいろ考えた末に消させて貰いました。温かい応援ありがとうございました。またいつか少し変えて書き直せたらいいな、と思っているので、いつか。機会がまたあればぜひお願いします。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
チュロス - yaさん» いえいえ、ありがとうございます！！！！結構前に完結したのに、読んでくれてる人がいて嬉しいです！！ヽ(；▽；)ノ 鼻水！？yaさんの鼻水はきっと綺麗です……！！！笑 (2019年12月3日 18時) (レス) id: 5b28331b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - 妖精姫の物語という作品は削除なさったのですか？また見れるのを楽しみに待ってます。 (2019年12月3日 18時) (レス) id: f53004e46c (このIDを非表示/違反報告)
ya - 今更ですが、完結おめでとうございます。泣きまくって鼻水ダラダラです。（きたな） (2019年12月3日 1時) (レス) id: 890b8aa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チュロス | 作成日時：2019年9月9日 17時
