命より大事な私のヒーロー (ページ10)

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爆豪はというと、周りで今回の事件を黙って見ていたヒーロー達に、将来うちのサイドキックにならないかとスカウトされている。

っち…くそヒーロー共が…

爆豪がスカウトされているのを黙って見ていると、何人かのヒーローがこちらに向かってきた。

ヒーロー「君は一体何を考えているんだ！！！」

そう怒鳴りつけてきた。それも出久だけに…

私はと言うと、

ヒーロー「君！高校卒業後、うちのサイドキックとして働かないかい！？」

爆豪と同様、スカウトされていた。

私はそんなスカウトを無視し、出久に説教をしているヒーローを見た

ヒーロー「ん？なんだい？君は『貴方はヒーローなんでしょ？』」

私はヒーローの言葉を遮る

緑「ちょっ！！Aちゃ…『ヒーローなのに何で助けようとしなかったの。被害を拡大しないため？それともヴィランが怖かった？』」

私の言葉にその場にいたヒーローは口を閉じた

貴『〝何を考えてるのか〟それを言われるのは出久じゃない。あんたらだ。何も出来なかった奴が、出久に説教しないで』

そう言い放ち、私は再び出久の腕を掴みその場を離れた。

爆「……」