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私は絶望した…
けど、涙は出なかった。
それが現実だから…
私の目の前にいるのは、どう見てもヴィランと血塗れになって横たわっているお母さんとお父さん。
私はその場から動けなかった
いや、動かなかった…
現実とはいえ、両親が殺されたんだ
ーーーーーーユルセナイ…。
ヴィ「オい餓鬼、ナァニかたマっテンだァ…？」
ヴィ「マァてめーのオやが殺さレタら悲しイよなァ…けど安心シナ〜テメーも殺しテヤルからなァ」
そお言ってヴィランは死んだ両親の身体を踏んで、此方に向かってくる。
ヴィ「…言いノコすこと…アル、かァ〜？」
私は、私よりもはるかにでかいその怪物を見上げた
ーーーーーー気持ち悪い…
ヴィ「言いノコすこと…ネェみたい、だなァ」
ヴィランは両親を殺したであろうその血に濡れた手を振り上げた
ヴィ「フっ…じゃァな〜…」
ザシュッ！！！！！！
ーーーーーー鼻で笑い私を殺した
.
.
貴『…』
ーーーでも先に死んだのは目の前ヴィランだった
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作者名：マルコ | 作成日時：2018年11月20日 20時
