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あのテストの日から数日後、出久はだいぶクラスに馴染んできたようで友達も出来ていた
中学の時みたいに、見て見ぬ振りする奴らじゃ無くて私も安心…
相変わらず私は、ここでは親目線で出久の側にいた。
友達…ってのはよく分からないけど…出久の近くにいると良く話しかけてくる子達は何人かいる
自分から話しかけることは無いけど…
その場の雰囲気を悪くするのも出久に迷惑だろうから、一応会話はするけど、個人的には必要以上に関わりたく無い…
嫌とかでは無いけど…出久以外の人間と話すのは面倒くさいというか…必要性を感じないと言うか…なんと言うか…
ブツブツと頭の中で独り言を呟いていた
「…おい」
面倒くさいと言った矢先にこれか((言ってない
振り向くとそこには以前見かけた事のある紅白頭の少年
…どこで見たかな……
貴『…えっと…何か用でも…？』
会ったこと覚えてはいるよ的な雰囲気で応えたものの…
「…俺の事覚えてねーのか？」
彼にはそれが伝わらなかったらしい。
その返答に私は正直に『はい』と応えた
轟「俺は轟焦凍だ。あんた確か入試の時に男子トイレに行こうとして俺にぶつかってきた奴だよな？」
貴『…うん。』
突っ込むのも面倒なのであえてスルーした。
そんな事より私は早く出久の所に戻りたい
って…
貴『出久！？』
すぐ後ろにいたはずの出久は、私が目を離した数分の内にさっそうと姿を消していた…
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作者名：マルコ | 作成日時：2018年11月20日 20時
