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数日後…
出母「い、出久！！！Aちゃん！！！」
…？お母さんの声…
とても焦った様な声がリビングの方から聞こえ、私はすぐさま部屋を出てリビングへと向かった
出「ど、どおしたのお母さん！？」
お母さんの焦り声を聞き慌ててきたのか、少し肩で息をしている出久が、私よりも先にリビングの入り口にいた
出母「こ、ここここここれ！！！」
そういって差し出された2枚の手紙…
貴『…合否通知…』
出「っ！」
差出人は雄英から…
紛れも無い、数日前に行われた入試の合否通知だった。
隣にいる出久はその手紙を持ち、すぐさま自分の部屋へと走っていった
私はと言うと…
ビリッ
出母「っ！？Aちゃん！？」
その場で封筒の上の部分を破り合否通知の書かれた紙を開いた
貴『…』
出母「ど、どどどどう…だった…？」
冷や汗をかいているお母さんと比べ、表情を一切変えないA
クルッとお母さんの方を向き、紙を前に突き出した
貴『合格、だったよ』
出母「っ！！！！！！？！？！？！？！」
突き出された紙を無視して、お母さんは私に抱きついてきた
力一杯、泣き声を押し殺して…
「おめでとう…」ただ一言。そう耳元で言ってくれた…
本当の娘でも無いのに…我が子の様に…優しく、背をさすってくれたその手は…
_______まるで…本当の母の様に
__________温かかった__
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作者名：マルコ | 作成日時：2018年11月20日 20時
