今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:85,709 hit
小|中|大
story26-ryuji side- ページ27
「 あいつのこと 、好きなんだろ ? 」
違うと言ってほしくて 、聞いたその台詞
かえってきたのは 予想通り 、
「 ... 違う 」
って言葉だった
求めていたのに 、どこか違うその言葉は
目の前で 顔を歪めさせている彼女のせいなのか
その表情に苛ついて 、
「 姉弟でありえねえよなあ 」
咄嗟に出た言葉
( やっちまった )
そう思った時には 、もう既に目の前のAは泣きそうな顔になっていて
謝ろうとする俺よりも先に 、
「 ごめんね 、今日は帰るね 」
そう言って 、来た道を戻っていく彼女
俺に残ったのは 、罪悪感と圧倒的な敗北感だけだった
story27→←story 25 - ryuji side-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
314人がお気に入り
314人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rabbit | 作成日時:2017年7月13日 20時