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story3 ページ3
目線を逸らそうにも、私の瞳はいうことは聞いてくれない
そんな私を見て、ふっと笑って
「 お姉さん、彼氏に振られたばっかでしょ 」
平然と図星をついてくる彼の言葉でようやく私は現実に連れ戻されて
「 ... なんでそんなこと 」
ようやく口を開いた私に彼は満足そうな顔をして、
「 大抵ここら辺に来るのは、家族連れか恋人くらいだし。実家に帰ってきたって割には周りきょろきょろしてたから 」
まんまと見破られた事が、なんだか恥ずかしくて
うつむく私
「 お姉さん、俺についてきなよ
そしたら、楽しませてやるから 」
笑って手を伸ばす彼
いつもなら絶対乗らない誘いの筈なのに
私の左手は彼の右手に触れていた
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作者名:rabbit | 作成日時:2017年7月13日 20時