検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:85,711 hit

story11 ページ11

 
 
 
 
 
 
あの日から、もう早いもので三年がたっていた
 
 
 
 
 
大学生だった私も、いつの間にか社会人になっていた
 
 
 
 
 
 
 
「 A、今日おしゃれじゃん 」
 
 
 
 
 
そう声をかけてきたのは、同期で親友の隆二
 
 
 
 
「 今日は、お父さんの再婚相手の家族と会うことになってんの!
  あ、やば もう行かなきゃ じゃあまた明日ね! 」
 
 
 
 
 
少しいつもより気合が入ったメイク、いつもより三センチだけ高いヒールは
 
 
 
 
 
 
 
初めて会う新たな家族への、少しの牽制
 
 
 
 
 
 
 
 
家に着いたのは、待ち合わせのほんの少し前
 
 
 
 
 
 
「 お父さん、もう来てる?」
 
 
 
 
 
慌てて聞く私に、首を振るお父さんの顔を見て一息つく
 
 
 
 
 
 
 
それから数分後、玄関のチャイムが鳴って
 
 
 
 
 
 
少し緊張気味なお父さんの後ろからついていく
 
 
 
 
 
 
「 娘のAです 」
 
 
 
 
 
 
「 はじめまして、」
 
 
 
 
挨拶をして顔をあげると、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
見覚えのある顔
 
 
 
 
 
 

 

 
そこにいたのは紛れもなく、オミだった
 
 
 
 
 

story12→←story10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
314人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rabbit | 作成日時:2017年7月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。