生意気な、唇【名前変換オリジナル】

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「私…ちゃんと言わなきゃ行けないことがあるの」




陽向「…はい」



私は走り出した。
穂高の元へ…




「…はぁ、はぁ」



いない…人が多いから
たった2人を見つけるのは困難だ

携帯に連絡しても気づかないかもしれない





「…痛っ！！！！」



思わずしゃがみ込んだ。



「…はぁ」


靴づれ…してる



浴衣なのに走ったりするからだ…



でも


早く気持ちを伝えたいから
全部、全部私の気持ちを


どんな事でもぶつける事が大事なんだよ 。



それを教えてくれたのは穂高じゃない！

早く…もっと早く気がつけば良かったの



私はもう逃げたくはない
あなたからも…私自信からも







「…痛い…」





人混みの中立ち止まる。
私をぐしゃぐしゃにしていく人混みで





私はあなたを…





「…見つけた」





穂高「…瀬奈？」



かほ「…!?」



「穂高っ…！」



穂高「靴擦れしているのか？大丈夫か？」


かほ「一旦どこかで座った方が…」





「私は平気…」




穂高「え？」





ただ…




「ただ…」








「この気持ちを伝えに来ただけだから」





ただ…それだけ

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