生意気な、唇【名前変換オリジナル】

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穂高「おまたせ、行こうか」


「うん」


私には少しだけ気になることがある




私と穂高が付き合っている事は結構前から

部活みんなが知っている事なんだけど

穂高はみんながいる前では私に話しかけない

そりゃあ部活に集中するためかもしれないけど…

終わってからもみんながいなくなるまで

私と、目を合わせないの必要以上に








まぁ、気にしても仕方ないんだけどね




「そういえば今日から隣に高校生が引越ししてくるんだよね」



穂高「瀬奈んちマンションだよね？仲良くしないとね」



「そうだね」






私は実家から遠い学校に通うことになったので
高校入ってから親戚が管理人をしているマンションに1人暮らししているんです。




おそらく隣の高校生も同じ理由かなー






穂高「そろそろ新入部員も入るからな、気を引き締めて行かないと」


「そうね、私も先輩なんだし」






でも穂高、最後にデートしたのはいつ？

最後に手を繋いだのはいつ？






少しも私を見てくれないのは、見放されている
みたいで少し悲しい







穂高「あれ？あの人が瀬奈の隣人さんじゃない？」



「…ほんとだ」






私のマンションに見た事の無い男の子がいた。





「男の子だったんだ…」







その子は振り返って私達の方を見た。





男の子「こんにちは」




「こんにちは、今日から引越ししてきたのですか？」


男の子「はい、どうぞよろしく」





「えぇ」


穂高「じゃあ俺帰るね、バイバイ」




「うん、じゃあ」

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