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「じゃそろそろ、俺帰るわ。」
「ん、また…明日な？」
「おん、……また明日。」
また明日、っていうのがあたりまえになってて。
それがなくなるのが怖い。
俺たちは一緒に帰ったりはしない。
だいたいいつも俺が先に帰る。
マルがどこに住んでるとか、なにで来てるとか、何歳なのかとか …俺は何も知らない。
いつもなんとなくそんな話にはならないし、俺も聞こう、とはあまり思わなかった。
もちろん、マルから聞いてくることもなかった。
マルとおる時間は たった何時間かやけど、ふわふわしてて夢なんじゃないかって思うことがたまにある。
なにを話すわけでもなくただ隣にマルがいる。
毎日 、 会えるだけで幸せやった。
俺はいつも、公園まで歩いてきてる。
近くの大学に通ってんねん。
その帰りにいつもこの公園に寄る。
この時間がなによりも楽しみで 、１日のご褒美のようなもの。
春のあたたかさが眠りを誘うなんてことはしょっちゅうで、
気づいたらマルに寄りかかって寝てることも良くある。
なんも言わんと、そのままでおってくれるマルはどこまで優しいやつなのか計り知れへん。
その日はかなり疲れが溜まってて、ベンチに座るやいなやすぐ寝てしまって、
意識が遠のく少し前に、
「……お疲れ様。」って、声がうっすらと聞こえた。
それはもちろんマルの声で、その言葉だけでどれだけ救われたか。
なんも言うてへんのに、なんでわかったんやろ。
実はちょっと 、泣きそうになってんで？
疲れた時 、 俺を癒してくれるのも 笑顔にしてくれるのも マルやった 。
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りゆか(プロフ) - mki0823さん» うわああ、ありがとうございます！！とっても嬉しいです…！もう自分で書いてて切なかったです（笑）ぜひ次も楽しみにお待ちください♪ありがとうございました！ (2017年5月13日 20時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
mki0823(プロフ) - この作品大好きです。丸くんが泣いてるのに私も感動で泣きまくりました…。(笑)次のお話楽しみです♪ (2017年5月11日 23時) (レス) id: 554f8d0240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年4月16日 23時
