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「…終わりました。」
どうにか問題を解き終わって、イスをクルクルしながら俺の部屋を見回してた大倉先生に声をかけた。
「おー全問正解や！」
「どっか分からへんとこある？」
覗き込んだ回答みて、嬉しそう。
「今んとこないです。」
「そっか。じゃあもう時間やし今日はここまでにしようか。」
「…はい。」
時間がきたらあっという間に大倉先生との時間は終わり。
頭ポンポンして、またなって部屋を出る。
頭ポンポンとか平気でするん、いったいなんなんやろ。
何回やられても慣れへん僕は、いつもその度に顔が熱くなる。
「あ、次の明後日の模試頑張ってな？」
「あぁ……。はい。」
正直自信はないけれど。
頑張らないと。
「前より上がっとったら、なんかご褒美あげるわ。」
「ご褒美？」
「おん。何がいいか決めとき？」
「……はい。」
ご褒美なんて。
そんなの……。
結局ご褒美を何にしようか決まらないまま一ヶ月が経って模試が返ってきた。
あの約束の日から何回か大倉先生は来たけど、その事には特に触れもせずいつも通りだった。
模試の結果は見事、第一希望の大学はA判定。
前回B判定だったから、これは確実に上がったってことになる。
家までの帰り道、グルグルと考えてみるけど結局決まらないまま家に着いてもうた。
ボクが欲しいもの。
そんなの叶えられへんものばかりだから…。
大倉先生とどうにかなりたいとか、そんなこと願っちゃいけないのは分かってる。
だから、あと一ヶ月。
受験が終わるまで、好きでいさせてくれるだけでいい。
外には大倉先生の自転車が止まってたから、もう中にいるはず。
もしかしたらもうご褒美のことは忘れてるかもしれないし、覚えてたとしてもいらないと言おう。
そう決めて扉を開けた。
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りゆか(プロフ) - 月兎さん» 初めまして♪うれしいお言葉ありがとうございます！！リクエストかしこまりました！少々お待ちください！ (2018年3月29日 9時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 初めまして！いつも、りゆかさんの小説見させていただいてます！特に黒橙の絡みが大好きです！他にも緑橙とかも好きです！今回リクエストお願いしたいのですが、黒橙の絡みを見てみたいです！(裏ありでもなしでもどちらでも構いません！)、遅くなっても構いませんので！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 8bf08b00d2 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ありがとうございます！続き待ってます！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
りゆか(プロフ) - 沙耶さん» 了解しました ！少々お待ちください ！ (2017年9月29日 19時) (レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 緑×橙のほんわかした感じからの裏がみたいです！ガッツリ裏でもちょっと裏でもどちらでも大丈夫です！設定は家でお願いします！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年8月22日 0時
