肉まんよりも 緑橙 ページ33
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緑サイド
「サムイーーー」
「なあなあ、肉まん買って半分こせえへん？ 」
学校からの帰り道、北風びゅうびゅうの中サムイサムイ言いながら、並んで歩く。
男子校に通ってる俺達は男同士のレンアイなんて割と多くて。
俺にも可愛い可愛い恋人が隣にいるわけよ。
オレンジ色のチェックのマフラーに顔埋めて、上目遣いでこっち見るんほんとにやめてもらいたい、可愛すぎんねん。
「……アカン？」
可愛すぎて、顔逸らしたら不安そうに聞いてくる。
「アカンわけないやろ。はよ、行こ。」
「うんっ。」
ちょっと素っ気なくなったのも許して欲しい。
せやないと愛しすぎて今にも……なあ？
まあそんながっついたこと外では出来んのやから、ガマンガマン。
コンビニが見えたところで、マルが俺の腕引っ張ってすこし小走りになる。
店内に入ると、温かくて心がほわんってなったわ。
「良かったぁ、肉まんある！」
「ほんまや。」
こんなけ寒かったら売り切れてもおかしくはなかったやろうに。
まあ、田舎の特権やな。
肉まんは２つ並んでたけど、もちろん一つしか買わへん。
お目当ての肉まんと、温かい飲みもん買って近くの公園に向かった。
温かいもんはやっぱ外で食べたなるよな。
「わあー、美味しそう。」
さっそく半分こにした肉まんみて、目輝かせてますわ。
「はい、ただよしのぶん。」
「ありがと。」
半分受け取ったら、肉まんを口に運ぶ。
「うま。」
つい漏れた言葉。久しぶりに食べたら美味すぎて……
二口目に行こうとしたら、隣から制服クイって引っ張られて隣のマルみたら目が合った。
「……ちょうだい？」
「へ？」
小声でそんなこと言うから。
思わず聞き返してもうたけど、それって肉まんちょうだいってこと？
照れてんのかみるみる顔赤くなってって、しまいにはやっぱりいいなんて正面向いてもうた。
……ちょっと可愛すぎひん？
それはつまりあーんしてってことやろ？
「……隆平。」
普段はなかなか呼ばへん下の名前で呼んだら身体ピクってさしてゆっくり俺を見た。
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りゆか(プロフ) - 月兎さん» 初めまして♪うれしいお言葉ありがとうございます！！リクエストかしこまりました！少々お待ちください！ (2018年3月29日 9時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 初めまして！いつも、りゆかさんの小説見させていただいてます！特に黒橙の絡みが大好きです！他にも緑橙とかも好きです！今回リクエストお願いしたいのですが、黒橙の絡みを見てみたいです！(裏ありでもなしでもどちらでも構いません！)、遅くなっても構いませんので！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 8bf08b00d2 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ありがとうございます！続き待ってます！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
りゆか(プロフ) - 沙耶さん» 了解しました ！少々お待ちください ！ (2017年9月29日 19時) (レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 緑×橙のほんわかした感じからの裏がみたいです！ガッツリ裏でもちょっと裏でもどちらでも大丈夫です！設定は家でお願いします！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年8月22日 0時
