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俺、どないしたらええん。
今更マルんとこいく？
でもマルは大倉と…………
考えれば胸がギュッと締め付けられる。
あぁ、もうホンマに俺らしくない。
もうヤケクソやし、マルに電話しよううん。
勢いに任せてマルに電話をかけた。
繋がったことにはひとまず安心したけど、なかなかでぇへんマル。
そりゃそうやん、こんな人混みの中携帯なってても気付かへんか。
諦めて切ろうとすると、もしもしっ……なんて少し焦った様子のマルの声が聞こえた。
「あ、マル？」
「うん、どうしたん？」
ガヤガヤとした周りの音。
俺はなるだけ静かなとこに居るつもりやから、マルはまだ屋台でも回ってるんやろうな。
「今も、大倉といっしょやろ？」
「うん、一緒におるよ。」
「俺も行ってもええ？」
「え？亮ちゃん彼女さん……どないしたの」
うん、そうなるわな。
ほんまのこと言わなあかんよな。
理由までは言わへんけど。
「あー……別れてん。」
「へ？別れた？なして？」
「それは、まあええやん。」
「そっか……。あっ、じゃあ大倉に聞いてみるからちょっと待っとってね。」
マルはそう言って隣にいるであろう大倉に。
亮ちゃんが……なんて微かには聞こえるけど、敢えて聞かんようにする。
「あ、もしもし？」
「あんな、大倉も来てええよって！なんかな、前４人で言った時に花火見たとこあるやん？あそこで待ち合わせしよって言ってる。」
「あんがと。なら、あそこ行くわ。」
「うんっ、じゃあまた後でね！」
心なしか声が明るくなった気がするマルに、少し違和感を覚えるけど、それよりも安心した。
ゆっくりと立ち上がって少し離れたとこにある穴場スポット
前４人で行った時に、章ちゃんが連れてってくれた神社の裏に向かう。
さあ、どうしよう。
あの二人に合流してどうすんねん。
マルに気持ち伝えてまう？
それとも、ここは三人で楽しむ？
やっぱり俺って邪魔ちゃう？
マルの事が好きなのはもう明らかやった。
今まで無理矢理に隠してきただけで、ずっと前から好きやったんやろうな。
男やから……
幼なじみやから……
そんな言い訳作って逃げてきた。
分かってるから、無理なことくらい。
せやけど今なら言える気がする。
雰囲気にのまれた、夏のせいにするしかないやんかこんなん。
神社が見えてきたところで、決意を決めた。
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りゆか(プロフ) - 月兎さん» 初めまして♪うれしいお言葉ありがとうございます！！リクエストかしこまりました！少々お待ちください！ (2018年3月29日 9時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 初めまして！いつも、りゆかさんの小説見させていただいてます！特に黒橙の絡みが大好きです！他にも緑橙とかも好きです！今回リクエストお願いしたいのですが、黒橙の絡みを見てみたいです！(裏ありでもなしでもどちらでも構いません！)、遅くなっても構いませんので！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 8bf08b00d2 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ありがとうございます！続き待ってます！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
りゆか(プロフ) - 沙耶さん» 了解しました ！少々お待ちください ！ (2017年9月29日 19時) (レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 緑×橙のほんわかした感じからの裏がみたいです！ガッツリ裏でもちょっと裏でもどちらでも大丈夫です！設定は家でお願いします！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年8月22日 0時
