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そんなこと思ってたって明日は来るわけで。
俺は柄にもなく浴衣をきて、待ってるってわけ。
「ごめんね、亮くん。まった？」
「あぁ、全然まってへんよ。」
カップルみたいな会話して、ってカップルか。
なんて自分でツッコンで。
「行こか。」
うん、なんて控えめに手ぇ握ってきて、そういうがっつくタイプ苦手なんやけど。
ってか恥ずかしいだけか……。
手離せとも言えへんし、人混みの中進んでとりあえず屋台がありそうな所まで歩く。
まわりには家族でニコニコ笑ってる人たち、カップルで照れながら笑ってる奴ら、友達同士で騒いでるのも。
いろんな人がいて。
俺は周りからどう見えてるんやろ、なんてようわからん事考えて。
話すこともなく歩いた。
屋台の辺りについた頃にはヘトヘト。
なんもしてへんのに疲れたわ。
「なんか買う？」
「そやな。なに食べたい？」
「うーん、りんご飴とか……」
女子やな。なんて思って。
りんご飴の屋台に並んだ。
一応彼氏やし、奢ったって、ほかにも焼きそばやらなんやらを買って人が少なそうなとこまで歩く。
屋台を眺めながら歩いていたら、金魚すくいのところに見覚えある顔。
キャッキャ言うて楽しそうな、マル。
と、アハハなんて特徴のある笑い声。
会わへんうちになんとなく男前になった大倉やった。
二人して浴衣着て隣同士で金魚すくい。
なんや……、楽しそうやん。
なんてどす黒い感情が湧き出て、慌てて引っ込めた。
もしかしてマルと大倉ってそういうアレなん？
二人では会ってたんかな、なんて勝手に考えて悲しくなった。
「あれ？亮ちゃん？」
気づいたら立ち止まってたらしく、金魚手に下げた大倉が俺を見て言った。
「わー亮ちゃんやぁ、久しぶりやなぁ。彼女もおるんや、さすがやな！」
「大倉男前になったな、好きなやつでもできたんやろ？」
いつも通りの俺。
憎まれ口たたいて笑った。
「もぅー亮ちゃんにはなんでもお見通しやなあ、な、隆平？」
「え？あ、うんそやね……ははっ」
なんかマルはきょどってるし。
なんとなく空気気まずいし。
大倉だけやしこんな笑ってんの。
てか、大倉ってマルのこと隆平とか呼んでたっけ？
「もう、いこ………大倉。」
「お邪魔やろうし……」
「そやな。じゃあ亮ちゃんお幸せに！」
本心なんかよう分からんけど、笑顔でいわれて少しムッとする。
てか、なんなん。なんであんなマルは他人行儀なん？
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りゆか(プロフ) - 月兎さん» 初めまして♪うれしいお言葉ありがとうございます！！リクエストかしこまりました！少々お待ちください！ (2018年3月29日 9時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 初めまして！いつも、りゆかさんの小説見させていただいてます！特に黒橙の絡みが大好きです！他にも緑橙とかも好きです！今回リクエストお願いしたいのですが、黒橙の絡みを見てみたいです！(裏ありでもなしでもどちらでも構いません！)、遅くなっても構いませんので！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 8bf08b00d2 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ありがとうございます！続き待ってます！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
りゆか(プロフ) - 沙耶さん» 了解しました ！少々お待ちください ！ (2017年9月29日 19時) (レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 緑×橙のほんわかした感じからの裏がみたいです！ガッツリ裏でもちょっと裏でもどちらでも大丈夫です！設定は家でお願いします！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年8月22日 0時
