罪な男 緑橙 ページ2
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橙サイド
数日前、インドアな忠義が突然海に行こうなんて言い出すから、何事かとめっちゃ驚いた。
どうしたんって聞いても、隆平と行きたいからとか言うて。
不思議やとは思ったけどワクワクしてた。
やって夏らしいことしてへんねんもん、今年。
水着まで新しいの買ってもうて、我ながら気合い入りすぎかて……。
「隆平？もう行くで？」
「うんっ」
外に出てみれば、天気にも恵まれて今日は海日和やなあ。
忠義もタンクトップに短パンそれにサングラスを首元に掛けてる、いつも以上に涼しそうな格好。
いつもと少し違う雰囲気の忠義にドキドキして、目線をずらした。
「なーにジロジロ見てたん？」
忠義にはなんでもバレバレ。
車に乗り込んだら、ニヤニヤしながら僕を見た。
「……カッコイイなって思うたの！」
「ふ、今日は素直やな？」
「別にそんなん違うし。」
もぅ、恥ずかしい。
赤い顔を隠すように外を眺めた。
「寝ててもええから。」
「うん……」
そうは言っても寝るのはつまらんし、ねぇへんようにしてたのに気づいたら寝てもうてたみたいで、つぎに目ェ覚ました時にはもう海が見えた。
「ごめん、寝てしまったわ。」
「ええよ、別に。可愛い寝顔見れたし？」
「やめてよ、運転集中してください。」
なんか今日の忠義はいじわる。
めっちゃ好きやけど。
「着いたで。」
「わあ、めっちゃ綺麗……！人多いなあ……」
一面に広がる海、果てしなく広がってる青い景色に思わず引き込まれそうになった。
それにしても人が凄い、そりゃそうか夏休み真っ最中やもんな。
「ほら、行こ？」
「うんっ」
ひとしきり持ち物持ったら、海に向かった。
「とりあえずもうお昼やし、なんか買う？」
「そうやね。」
小さいパラソル広げて場所とったら、お昼。
「俺買ってくるわ。なにがええ？」
「んー…焼きそば！」
「分かった、変なやつに声かけられても付いてったらあかんで？」
「もぅ、分かってるよそんなん。」
そもそも声なんかかけられへんて。
心配しすぎや。
財布片手に屋台へと向かった忠義の背中を見て、僕の方が心配なんやから、なんて心の中で。
あんなかっこよかったらそりゃ女の子のひとりやふたり……。
ほら、もう捕まってるやんか。
水着の女の子２人に言い寄られて、困ったように笑っている忠義みて、胸が締め付けられた。
ほんまは可愛くて、……胸がある女の子がえぇんやろか。
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りゆか(プロフ) - 月兎さん» 初めまして♪うれしいお言葉ありがとうございます！！リクエストかしこまりました！少々お待ちください！ (2018年3月29日 9時) (
レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 初めまして！いつも、りゆかさんの小説見させていただいてます！特に黒橙の絡みが大好きです！他にも緑橙とかも好きです！今回リクエストお願いしたいのですが、黒橙の絡みを見てみたいです！(裏ありでもなしでもどちらでも構いません！)、遅くなっても構いませんので！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 8bf08b00d2 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - ありがとうございます！続き待ってます！ (2017年9月29日 20時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
りゆか(プロフ) - 沙耶さん» 了解しました ！少々お待ちください ！ (2017年9月29日 19時) (レス) id: d1f783af67 (このIDを非表示/違反報告)
沙耶(プロフ) - 緑×橙のほんわかした感じからの裏がみたいです！ガッツリ裏でもちょっと裏でもどちらでも大丈夫です！設定は家でお願いします！ (2017年9月28日 21時) (レス) id: cbcd1fbdef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゆか | 作成日時：2017年8月22日 0時
