目もくれず ページ26
．
弟は何を言ったのか
その時､師範の圧がさらに重くなった
｢なんだとｫ？｣
｢今なんつった？テメェ………｣
ビリビリと伝わる空気の重さ
｢鬼をｫ？｣
｢喰っただとｫ？｣
その言葉と同時に師範が動く
その動きに気づき私と竈門君が動く
私は師範の腕に
｢玄弥！｣
竈門君は弟に飛びつく
｢師範…！やめてください！｣
対処が遅れてしまい弟の目の下にかする
｢……離せ｣
今まで見たことの無い顔の師範
｢やめてください､どうして…守る為に頑張ってきたんじゃないんですか｣
私はさらに腕にしがみつく
｢お前には関係ェねぇ｣
そう言うと､不死川はAがしがみついている左手をブンッと振りほどく
やはり柱の力は強くAは片手で軽々と投げられ､壁にぶつかる
｢＿＿ｯ！｣
頭も同時に強く打ってしまいくらくらとする
私には目もくれず外に投げ出された玄弥という弟の方へ向かう
｢師範待って…お願い…｣
朦朧とする意識の中
途切れ途切れに聞こえたのは
師範の怒りの声と
その後の雨の音だった
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aya(プロフ) - とってもとっても感動しました！ (2020年10月24日 2時) (
レス) id: 59795850b9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごい感動しました！！表現の仕方がめっちゃきれい…！この作品は、控えめに言って��神��ですね(*'▽') (2020年7月12日 15時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2020年6月27日 20時
