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「で、ですよ、とんちゃんなんて言ったと思います？」
「ン゛〜〜、そうだな。トントンなら" ここは俺が行く！Aは下がってろ！キリッ！ "とかか？」
「おいグルッペン、あんたの目に俺はどんなけキザに映っとんねんオイ〜〜。」
昼休みも残り残り僅かという時間、グルッペンさんとはずうっとトントンの話で盛り上がっていた。それはもう打ち解けた、と言っても許されるくらい砕けた話し方で、だ。
わたしはその事実に嬉しくもあり、周りの羨望の眼差しに、優越感に浸ったりもした。
だが、隣にいるトントンは本当にいたたまれない、と言うように机に顔を伏せている。尚、グルッペンさんのボケを聞いては時折顔を上げて赤い瞳を吊り上げているが。
「…あ、もうそろそろ教室、帰りますね。とんちゃん辞書ありがとう。また放課後に返しにくるね。…教室にいる？それとも生徒会室？」
「んー、教室で待っとるわ。ええよなグルさん？」
「ああ、一向に構わん。」
「……逃げ出したらほんまに椅子に縛り付けるからな。」
「お、おおお、おう！ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾀﾞﾖﾆｹﾞﾅｲﾖｰ」
隙さえあれば繰り広げられる応酬は、初めて聞いたものとは思えないほど自然に耳に馴染む。
だがもちろんそれを不快とは思わない。
わたしはきっと" 友達 "と呼びたい！と、強く願うほど打ち解けられたひとがそばにいることが嬉しかったのだろう。
当然だが、こんな感覚は初めてだった。
「おーーーーいグルッペーーン！！」
「ついでにトントーン！」
「邪魔すんで〜。」
「おうコネさんシャオさん、邪魔するなら帰って〜。」
「あいよー、って何やらせんねんトントンッ！」
嵐のように現れた青いネクタイの男の子がふたり。
片方──生徒会のコネシマさんは勝手に存じている。
いつも、短い金髪がきらきらと陽の光を反射していて、やけに眩しいひとだ。
その瞳は、真夏のラムネを太陽に透かした時のような煌めきを宿している。
黙っていればイケメン、その類の言葉はまさしくコネシマさんに使うのだろう。
口を開けば下品な言葉から罵詈雑言、なんでもでてくる騒がしいわんちゃんだ。
そして片方は、本日、いくら周りを見渡しても見つけられなかったシャオロンくんである。
わたしがグルッペンさんとトントンに囲まれているのを見て、随分と大きく目を見開いている。
今日も瞳の中の向日葵は健在だった。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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