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ひとり反省会をする！という固い意志、兼、日課を目標に足を踏み入れた屋上だったが、今や彼…シャオロンくんの愚痴泣き言パーティと化している。
「俺のふられたとこ、聞いてたお詫びは俺の愚痴聞いてくれるだけでええよ。」と屈託のない笑みで言われたわたしは、思わずふたつ返事でそれに頷いたのだった。
お詫びを入れないつもりは無かったが、まさか向こうから要求されるとは。
しかも、そんな簡単なことでいいのだろうか？そう思ったわたしもいたが、数十分が経過した今はどうだろう。
" 解放してくれ "
まさにその一心である。
シャオロンくんから聞いた話によると、彼を振った女の子は3年の先輩らしい。
優しく明るく可愛い…その三拍子が揃った素敵なひとだそうだ。
彼の所属しているという野球部のマネージャーらしく、そこで後輩として結構可愛がってもらったらしい。
「全部が理想の先輩だったんだよね。」と話を締めた彼は、再び瞳を濡らした。
屋上に来よう、と教室を出た時は随分と機嫌の良かったお日様は、随分と傾き、色濃くなってしまった。
「まもなく最終下校時刻です…」と、最終下校を知らせる放送も流れた。
今日の放送はきっと、あの小さな、でも声が良いと噂されている先輩なのだろうなあ、とどうでも良いことも考えた。
「シャオロンくん。」
「…んー？」
「帰ろうよ。」
「……ん。てか、ほんとごめんな。ずっと俺ひとりで喋ってて。反省会？出来んかったよな。」
「ううん、反省会は今日はお休みでいいや。シャオロンくんと仲良く？なれて嬉しかったから、反省することなし！」
随分図々しいことを言ったな、と思った時にはもう遅かった。
ぽかん、と口を開いたシャオロンくんは阿呆面である。
この数十分で随分と気を許してくれたものだ。
わたしは呆けているシャオロンくんを横目に立ち上がる。もちろん座っていたハンカチは拾って叩いた。
先程の言葉を図々しいと思ったが、呆けた彼を置いていくほど、わたしも冷めた人間でもないのだ。
「はやく、いくよ。」と声を掛けながら屋上の扉を開くと、彼は慌てて立ち上がり、子犬のようにわたしのうしろを着いてくるのだった。
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。ﾏﾙ(プロフ) - 星空さん» コメントありがとうございます◎わ〜とてもうれしいです！たくさんきゅんを摂取していってくださいね！ゆっくりにはなりますが、更新の方頑張りますので、ゆるっと応援お願いします。 (2020年8月20日 6時) (
レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
星空(プロフ) - もうめっちゃ心臓がキュンってします……！！好きですありがとうございます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))私もこんな青春したい(´；ω；｀)この小説でドキドキ摂取してます(？)これからも無理せずに更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月19日 3時) (レス) id: df42e0e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - デデドン！さん» コメントありがとうございます◎ゆるゆるになりますがこれからもがんばります…！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
。ﾏﾙ(プロフ) - トドルゴンさん» コメントありがとうございます◎ほんとうですかうれしいです〜！(T . T)きっと心臓きゅって掴んだまま離しません！どうか引き続きよろしくお願いします。 (2020年8月13日 22時) (レス) id: 67fc3fdd24 (このIDを非表示/違反報告)
デデドン！ - めちゃくちゃ文が綺麗で好きです、、これからも頑張ってください！ちゅっ！！ (2020年8月13日 21時) (レス) id: 2c8648c87a (このIDを非表示/違反報告)
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