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「そういえば、侑達の幼なじみなんだっけ?」


隣に並びながらドリンクを運んでくれる角名の言葉に首を縦に振る。そういえばさっきタメで話してくれていいと言う角名VSいやでも一応先輩だし……!という私の戦いが始まった訳ですが、あまりにも粘り強い私に呆れたのかため息つきながら「これ、バラすけど」と言われ私の寝顔写真を見せられた。怖い。

ちなみにどこでその写真を見つけたのか聞けば、あの双子から貰ったらしい。なんなら北さんのあのギャップ作戦が成功しなかったら最悪私の寝顔写真を拡散しようとしたらしい。えぐい。男子バレー部、怖すぎだろ。こんな奴らがモテるとか、世も末だな。


「……今、失礼なこと考えてなかった?」
「いえ、なにも」


なんだよ、こいつエスパーかよ!という私の考えも見透かされているのか、絶対に私の言葉を信じてくれていないような目線を向けながらも角名は言葉を続ける。


「あの2人が幼なじみとか、絶対大変でしょ」
「うーん、そうやな。気付いたら喧嘩してるし、何故か私もその喧嘩に巻き込まれるし……」
「オッホホ。確かに。Aって巻き込まれやすい性格してるもんね」
「どういう意味?」
「別にー」


そんなくだらない会話をしていれば、無事に運び終えたので角名にありがとうとお礼を言えばサボりたかっただけだしいいよと返される。いや、練習しろよ。というかサボるための口実に私を使うなよ。と言おうとしたが助かったか助かってないかで聞かれると正直助かったのが事実なので何も言わないでおく。

それに、これがバレて怒られるのは流石に私じゃないだろうし。流石のあの双子でもここで私を怒るようなことはしないはず。もしもそんな事したら本当に藁人形で呪ってしまうかもしれん。知らんけど。なーんて考えていたら、声が大きすぎるあまり嫌でも聞こえてくる双子+角名の会話。


「あ、角名!お前どこ行ってたんや!」
「えー、別に。なんかAがどうしても俺に会いたいって言ってきたから……」
「え、お前らもうそんな関係なったん?!A!どういう意味やねん!」


……拝啓、お母さんとお父さん。
私、ほんまにこいつらの事ころしてまうかもしれん。もし手出してしまったら、その時はごめん。さっきに謝っとくわ。


否定→←先輩



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丸井。(プロフ) - 岡さん» そう言って貰えて嬉しいですー!更新頑張ります! (2020年10月28日 0時) (レス) id: f2f4556022 (このIDを非表示/違反報告)
丸井。(プロフ) - 五月雨さん» そう言っていただけて嬉しいです(T_T)頑張ります! (2020年10月28日 0時) (レス) id: f2f4556022 (このIDを非表示/違反報告)
丸井。(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» わー!嬉しいですありがとうございます!頑張ります……! (2020年10月28日 0時) (レス) id: f2f4556022 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白そう!更新待ってます (2020年10月24日 19時) (レス) id: 16d14525dd (このIDを非表示/違反報告)
五月雨 - この小説好きです。頑張ってください! (2020年10月24日 13時) (レス) id: 6a5f312fe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:丸井。 | 作成日時:2020年10月24日 3時

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