12 ページ12
・
「…うわあ」
ポアロに入った瞬間、思わずそんな声が漏れる。
いや、誰だって言ってしまうだろう。
あの安室さんがすごく落ち込んでいるのが、目に見えてわかってしまうのだから。
「……ああ、コナンくんか。おはよう」
「いや、もう夕方だよ」
「ああ、そうか。そうだったね、はは…」
安室さんの周りにはどんよりとした空気が漂っていて。
そして、そんな安室さんの表情は死んでいて。
とりあえず、安室さんに何があったの、って尋ねれば更にどよんとしてしまった。
……俺は、聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうか。
「ああ、ごめんね、コナンくん。いや、ちょっとね、……Aさんのことで」
俺にそう言うなり、また はあ と溜息をつく安室さん。
…………この様子だと、もしかして振られたのだろうか。
そうだとしたら、本当に申し訳ない。何があったの、なんて聞いてごめん、安室さん。
なんて、心の中で謝っていれば「コナンくん」と安室さんに声をかけられる。
「……君に、こんなことを聞くのもあれだとは思うんだけど」
「―――Aさんの心の壁を破るには、どうしたらいいのかな」
安室さんのそんな質問に、俺は
「…はあ?」
なんていう、間抜けな返事しかできなかった。
・
ずっと更新できていなくて本当にすみませんでした( ; ; )
今日からちまちまとしていきます、よろしくお願い致します( ; ; )
・
1562人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ - 面白かったです^_^恋する降谷君、可愛かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年11月10日 0時) (レス) id: fb97b4034b (このIDを非表示/違反報告)
丸井。(プロフ) - 無気力零架さん» コメント有難うございます!続きが気になると言ってもらえて嬉しいです有難うございます…!わわ、そちらも読んでくださったんですね…!とっても嬉しいです有難うございます!これからも頑張りますね…!! (2018年5月19日 18時) (レス) id: b2e4870ae8 (このIDを非表示/違反報告)
無気力零架(プロフ) - とても面白いです!続きが気になります〜(*´∀`)噛みつくようにキスをしての方も読みました!とっっても良かったです♪これからも頑張ってください!!応援しております…♪ (2018年5月18日 22時) (レス) id: 50dd0bcec2 (このIDを非表示/違反報告)
丸井。(プロフ) - 沙羅さん» こんにちは、コメント有難うございます。今後の展開が楽しみ、と言ってもらえてとても嬉しいです、有難うございます!沙羅様も小説を書いていらっしゃるんですね…!今度見てみます!はい、お互い頑張りましょう…!! (2018年5月11日 17時) (レス) id: b2e4870ae8 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - おはようございます。今後の展開がとても楽しみです!小説を書く者同士お互いに頑張りましょう!更新楽しみにしています!! (2018年5月11日 6時) (レス) id: c920a02ff3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:丸井。 | 作成日時:2018年5月7日 0時