小さなエクソシスト第一章 (ページ9)

今日:10 hit、昨日:15 hit、合計:61,801 hit

8話ページ9

・

・

屋根の上を進むとアレンとレベル2が戦っている場所まで来た

神田「助けないぜ、感情で動いたお前が悪いんだ。一人で何とかしな。」

アレン「・・・いいよ。イノセンスがキミたちのもとにあるなら安心です。僕はアクマを破壊してから追いかけます。」

アレンはそう言って再びアクマに向かって行った。それを見た神田は

神田「トマ、あいつを見張ってろ。」

トマ「ウォーカー殿をですか？」

神田「あのアクマだ・・・」

アリビア「レベル2なら何か特殊な能力を持ってるはずだからね」

トマ「承知しました・・・・」

神田とアリビアはトマをその場に残しその場を離れた

ひとまず建物の中に身を隠したアリビアたちは保護した二人ににアクマについての説明をする

神田「アクマはイノセンスとは対極の存在である、暗黒物質ダークマターで作られている。そして進化すればするほどその物質は成長し、強化されていく。そして新しい能力に目覚めて初期レベルに比べると、格段に強くなる。」

「・・・・どうなるの？」

少女が心配そうに訪ねてきた

アリビア「遅かれ早かれ、あのアクマはこっちに来る可能性があるってことかなー」

「つまり、キミたちが言いたいのは・・・」

今まで無言を貫いていた男が話し始めた

「アクマが来る前にイノセンスがほしいということか・・・・」

神田「あぁ、できれば今すぐに・・・」

「なるほど・・・・」

男はそういうとかぶっていた帽子を取り顔を見せた

神田「お前・・・・」

「私がマテールの亡霊だ・・・・」

神田「本当の幽霊ではないな・・・」

「あぁ、私は人形だ・・・・」

「グゾル・・・・・」

少女は心配そうにグゾルに声をかけ寄り添う

アリビア「(・・・・・どうして、あの女の子から困惑、疑問の感情がするんだろう？ずっと一緒にいたんだったら、彼が人形だってことも知ってるはずなのに。・・・それに・・・)」

アリビアがそう考えている中でも話は進んでいった

神田「人形・・・・？」

グゾル「そうだ、岩と乾燥した気候、照りつける厳しい陽光。マテールはかつて人々から神に見放された地と言われていた・・・・・・・」

グゾルはこの土地についての話をしてくれた