小さなエクソシスト第一章 (ページ46)

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45話ページ46

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二人は直ぐにロビーへ行き。電話にゴーレムを繋げた

リーバー『アヴィ！神田も近くにいるか！？』

聞こえてきたのはリーバーの声だった

アリビア「うん、いるけど。どうしたの？」

リーバーの声はかなり焦っているようで、その声は神田の耳にも聞こえていた

リーバー『元帥が・・っ！イエーガー元帥が、ノアの一族と思われる者たちに襲撃された！！』

アリビア「・・・！・・・場所は？」

リーバー『ベルギー付近の山道だ！！』

アリビア「・・・ここはデンマークだし、どんなに急いでも間に合わない。近くにエクソシストは？」

リーバー『アレンとリナリーが向かっている！二人はそこで待機していてくれ！他のエクソシストも狙われるかもしれない！！』

アリビア「・・・・了解。」

待機を命じられ、数時間が経ち。再びゴーレムに連絡が入った。

リーバー『イエーガー元帥は、亡くなった。』

アリビア「・・・・元帥が。」

リーバー『彼が所持していた、イノセンス八つも破壊されていたそうだ。』

神田「・・・なぜ、元帥が狙われた。」

リーバー『室長の考えでは、伯爵はハートのイノセンスを探しているらしい・・。』

ハートのイノセンス。それは全てのイノセンスの心臓と呼ぶべき、核のイノセンスだ。ハートのイノセンスが破壊されれば、全てのイノセンスが壊れる。伯爵はそれを狙っていた。

神田「なるほどな・・・。だから強い力を持つ元帥を・・・。」

リーバー『あぁ、だから本部は、他の四名の元帥にエクソシストの護衛を付けることを決めた。』

アリビア「じゃあ、私達が護衛するのは・・・。」

リーバー『ティエドール元帥だ。二人の他に、マリ、デイシャも同じ任務に就いてもらう。』

元帥の名前を聞いた瞬間、神田の表情が少し強張った

神田「・・・あの人か。」

リーバー『お前たちはみんな、ティエドール元帥の弟子だからな。』

アリビア「それで、今元帥はどこにいるの？」

リーバー『これから情報を集める。その間、二人には別の任務をしてもらうことになるが。』

放浪癖のあるティエドールを探すのは一苦労だろう

リーバー『神田は、回収したイノセンスを本部に持ってきてくれ。その後、次の任務に行ってもらう。アヴィはそのまま別の任務に、明日の朝、ファインダーと合流して向かってくれ！』

通信を切り、アリビアが神田の方を向くと神田はまだ仏頂面だった