小さなエクソシスト第一章 (ページ35)

今日:5 hit、昨日:15 hit、合計:61,796 hit

34話ページ35

・

・

クロウリー「こ、この者たちにポーカーという遊びに誘われて・・・。そしたらみるみるこんなことに・・・。」

アレン「(カモられちゃったんだ・・・・。)」

アリビア「西洋カルタ・・・・」

流石のアレンも呆れ気味だ

「おいおい逃げんなよ？」

「一度受けた勝負だろ、男だったら最後までやっていきなよー！」

そう言った男たちの前にアレンの団服が差し出される

アレン「このコートの装飾、銀でできてるんです。これとクロウリーの身ぐるみ全部賭けて、僕と勝負しませんか？」

ラビ「お、おいアレン！？なに言って・・・」

「はは・・・。いいよー。」

こうしてアレンと三人の勝負が始まった。

ラビ「・・・・・」

「・・・・・・」

観戦していたラビ、彼らの連れている少年は驚きのあまり言葉を失っている

アレン「コール！」

アレンは自分の手札を見せ、ニコニコと笑っている

「「「ロイヤル・・・・ストレートフラッシュ・・・。」」」

アレン「また僕の勝ちです。」

「「「だぁあああ！ちくしょー！！」」」

先ほどから何度も行われている勝負、全てアレンの一人勝ちだった。彼らも先ほどのクロウリーと同じように下着一枚になっている

「(どうなってんだ、クズカードしか回してねぇはずなのに・・・！！)」

「(俺らがカモられてる・・・・・？)」

「(ガキだと思って油断したぜ！こいつ只ものじゃねぇぞ！手練れだ！！)」

三人がコソコソと話している間にも、アレンは笑みを浮かべながらカードを混ぜている

「ちくしょう！もう一回だ！！」

アレン「いいですよ。」

クロウリー「すごいである！アレン！」

アリビア「クロウリー、もう服着たらー？風邪ひくよ？」

未だに、クロウリーは下着姿のままだ。ラビは目の前にいるアレンに小さな声で話しかける

ラビ「どうゆうことさ？お前、異様に強くねぇ？アンラッキーボーイのはずだろ？」

アレン「イカサマしてますもん。」

ラビ「マジ！？お前そんなキャラ！？」

そんな話をしている中でもアレンは笑みを崩さない

アレン「さきに仕掛けてきたのはあっちです。」

アレンの手元を見ると相手にばれないようにカードをすり替えている

アリビア「ア、アレン・・・・・。」

アレン「カードで負ける気しませんね。修業時代、師匠の借金と生活費を稼ぐために、命がけで技を磨きましたから。」

アリビア・ラビ「技って・・・。」