小さなエクソシスト第一章 (ページ23)

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22話ページ23

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任務を終えて教団に戻ってから数日。アリビアと神田は任務のためコムイに呼ばれていた

アリビア「ラビたちとアレン昨日帰ってたんだって？」

コムイ「うん、アレンくんは左目もしっかり治ってピンピンしてるよ！今回の任務はそのアレンくんと一緒にまた三人で行ってもらうからね！」

無表情だった神田の表情が少し変わる

神田「おいコムイ。あいつとは合わねぇって言っただろうが」

コムイ「神田くんは基本誰とも合わないじゃないかー！アヴィちゃんも一緒だし我慢して！！」

神田「チッ・・・・」

アリビア「任務は団体行動する必要はないし、別れてイノセンス探せばいいよ！」

それから数分後、アレンが部屋に入ってきた

アレン「失礼します・・・・げっ！」

下げていた頭をあげ、コムイの前に立つ神田を視界に入れるとアレンは顔を歪めた

アリビア「(あは！さっきのユウとおんなじ顔してる。)」

コムイ「寒いの苦手？暑いのは？」

アレン「どっちも特には・・・」

コムイ「そう、よかったー。ねぇ？」

コムイはアレンに向けていた視線を神田に向ける。神田はその視線を鬱陶しそうにし、コムイに説明をする様に促す

コムイ「ある村で、吹雪になったかと思うと、突然熱風が吹きすさぶ。という異常気象が発生している。」

アレン「異常、気象・・・？」

コムイ「おそらく、イノセンスが起こしている現象ではないかと。探し出して回収してほしい、三人でね」

アレン「わかりました！」

コムイはニヤニヤと笑みを浮かべ笑っていた

神田「またお前とか・・・・」

アリビア「アレン、よろしくねー！」

地下水路で三人は船に乗り込み出発しようとしていた

アリビア「・・・・・ラビにブックマン？」

アリビアの声に神田が振り向くとそこにはラビとブックマンが立っている

ラビ「あぁ、一緒に行くさ！」

そう言って二人は船に乗り込んでくる

神田「ふん、鬱陶しい・・・」

ラビ「まぁ、そう言わずによろしくな！ユウ。」

神田「名前で呼ぶな！」

ラビ「一応俺もエクソシストだから、アクマが出現したときは一緒に戦うさ。なっ！」

ラビは後ろにいるアレンに手を挙げる

アレン「よろしくお願いします・・・」

動き出した船の上で、ラブとブックマンは小さな声で会話する

ブックマン「ラビ、ヘブラスカが時の破壊者と予言した者を、一度我らの目で見極めるとしよう・・・」

ラビ「あぁ・・・」